都道府県の魅力度ランキング、岩手県の順位に「えっ!」 その理由は「『やや魅力的』と答える人が減っている」「東北からの評価が高くない」 どうすれば魅力が増す?
(東京から観光で訪れた男女) 「イメージ悪くないですよ全然。街も大きいですし、もっと上でもいいですよね」 (イメージは?) 「冷麺とわんこそばとじゃじゃ麺。あとは最近は大谷さんじゃないの?」 ちなみに、この件について達増拓也岩手県知事にも聞いてみました。 (達増拓也岩手県知事) 「中身の良さが反映されているわけではない。人気投票みたいなものだと思いま す。中身をよくしていく努力をし、プラス、人気もあった方がいいにこしたことはないので、そこは人気を高める工夫もいろいろしていきたい」 2023年、盛岡がニューヨークタイムズの行くべき52か所に選ばれたのは記憶に新しいところです。 それがあって私ももっと上位なんじゃないかなと感じました。 なぜ35位という結果になったのか、調査を行ったブランド総合研究所の田中章雄代表に聞きました。田中さんは地域のブランドについて研究しています。 (ブランド総合研究所 田中章雄代表) 「数字をもう少し詳しく見てみると、とても魅力的と答えている人が、昨年7.0%だったのが、今年は7.7%と実は増えている。一方で、やや魅力的と答えている方が、昨年29.3%いたんですが、2024年は26.4%という風に減っている。 熱狂的なファンは減っていない、むしろ増えているが、ライトなユーザー、熱狂的じゃないファン、その人たちが減っているというところが大きな要因なのかなという気がしている」 さらにこんな、要因も指摘されました。 (田中章雄代表) 「実は岩手県というのは、関東からの評価というのは、そんなに低くない。東北からの評価があまり高くない。東北内での交流。いわゆる域内観光という言葉があるが、これをもうちょっとちゃんとやるべきではないか」 長年、地域ブランドについて研究する田中さんが考える、魅力度アップのヒントとは? (田中章雄代表) 「岩手県のイメージを高めていくためには岩手県ってどんなところというのを、同じ言葉でわかりやすくシンプルにたくさんの消費者に伝えること。統一の、今年はこれを売り出していくんだと、全面的に、一極集中して、情報発信をしていく、取り組みをしていくということが重要なのかなという気がします」
指摘のあった ・東北エリアへのPR強化 ・岩手のイメージを伝える ・シンプルな一言での情報発信 これらが魅力アップにつながるかもしれません。 岩手県として魅力をあげブランド力を高めることは、観光をはじめとした交流人口の増加や物産の販売促進などさまざまな効果が期待できます。 今後も注目していきます。
IBC岩手放送