イランの爆発で「イスラム国」が声明“自爆攻撃を行った”
中東のイランで、軍精鋭部隊司令官の追悼式典のさなかに起きた爆発について、過激派組織「イスラム国」が4日に声明を出し、自爆攻撃を行ったと主張しました。 この事件はイラン南東部で3日、イラン革命防衛隊の精鋭部隊の司令官を追悼する式典が行われていた会場の近くで2回の爆発が起き、少なくとも84人が死亡、284人がケガをしたものです。 地元当局は発生当初から「テロ攻撃」との見方を示し非難していましたが、ロイター通信によりますと、過激派組織「イスラム国」が4日、インターネット上で声明を発表し、爆弾を身につけた2人が自爆攻撃を行ったと主張しました。 自爆攻撃の目的や理由は明らかにしていませんが、イスラム教スンニ派の過激派組織である「イスラム国」は、宗派が異なるシーア派を国教とするイランに対し、これまでも強い敵意を示していました。 今回の爆発を受けイラン側は報復を宣言していて、5日には大規模な抗議活動を行うことも呼びかけています。