『笑うマトリョーシカ』第8話は最終回に向けて転機の回に? 橋本P「大きめの事実が発覚」
TBS金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』第8話の放送前に橋本芙美プロデューサーからコメントが寄せられた。 【写真】『笑うマトリョーシカ』第8話先行カット 早見和真の同名小説を実写化する本作は、人間の欲望と謎が絡み合うヒューマン政治サスペンス。主人公の敏腕新聞記者・道上香苗を水川あさみ、未来の総理候補ともいわれる若き人気政治家・清家一郎を櫻井翔、そして、清家と奇妙な関係を築いている政務秘書官・鈴木俊哉を玉山鉄二が演じる。そのほか、丸山智己、和田正人、渡辺大、曽田陵介、渡辺いっけい、加藤雅也、筒井真理子、高岡早紀、青木柚、西山潤、濱尾ノリタカらがキャストに名を連ねている。 8月16日に放送される第8話では、道上(水川あさみ)の前に浩子(高岡早紀)が姿を現す。これまでの不審な事故死について問い詰める道上だったが、浩子は多くを語らず、逆に道上の息子・勇気(森優理斗)の身を案ずる意味ありげな発言を……。そして「夫が待っている」と言い残してその場を去ってしまう。あとを追った道上が目にした浩子の夫は意外な人物で、再婚を不気味に思った道上は、浩子への疑念をさらに募らせる。その後、清家(櫻井翔)が地元・松山に帰って来ていると知り、佐々木(渡辺大)の店を訪れた道上は、清家からの「くれぐれも無茶はしないで」との伝言を受け取る。その真意が分からないまま、翌日の講演会で清家と顔を合わせた道上だったが……。そんな中、浩子が銀座でホステスをしていた時のことを調べていた山中(丸山智己)が、ある驚きの新事実を持ち帰る。 橋本プロデューサーは第8話について、「事件の真相においても、道上という人間においても、ラストに向けて大きな転機となる」と今後に向けて重要な回であることを明かし、「今までの回では知り得なかった新情報、それもかなり大きめの事実が発覚していきます」と意味深なコメントを寄せた。 ●橋本芙美(プロデューサー)コメント 8話でついに、道上(水川あさみ)vs 浩子(高岡早紀)の場面がやってきます。ここで道上がどう攻めるのか、そして浩子はどう出るのか、冒頭から目が離せません。その流れで、道上は浩子の現在の住まいに辿り着き、浩子の現在の夫の存在を知ります。どんな意図があって再婚したのか、道上はそこに注目をします。今まで、あらゆる手を使って自分の目的のために男性を懐柔してきた浩子に、今また新たな夫がいる理由は何なのか? 道上と共に考察していただけたらと思います。また、冒頭の浩子との対峙以降、道上の周りで次々とよくないことが起こります。それも全て浩子の仕業なのか!? 要注目です!! そんななか、清家(櫻井翔)が久しぶりに地元の松山を訪れることになり、そこで道上と再会します。7話に引き続き、道上と清家が対面する場面があるのですが……一体どんなシーンなのか、ぜひお楽しみに!! そして、9話以降に繋がる新たな政策について、清家が1人で思案しているシーンがあります。それもまた、浩子によって操られているのか……。 そして、主人公・道上の、母としてもジャーナリストとしてもとても重要な回です。元夫・旗手(和田正人)が急病による入院で息子・勇気(森優理斗)を預かることになり、一緒に 時間を過ごせて嬉しい反面、浩子についてさらに追求したい道上は時間のやりくりが難しくなってきます。息子と、家族とどう向き合うのか、そこには道上だからこその姿、両方諦めないと言った道上の思いが描かれます。事件に関することではないですが、子どもを抱えながらジャーナリストとして真実も追おうとする道上の生き様を丁寧に描いた回でもあるので、視聴者の皆様も一緒になって見届けていただけたら嬉しいです。また、道上が過去のトラウマと向き合う回でもあります。1話で描かれた、道上が文芸部に異動になり、離婚のきっかけとなった自殺未遂をした元議員秘書と初めて再会します。そこで、どんな言葉を投げつけられるのか? 8話は、事件の真相においても、道上という人間においても、ラストに向けて大きな転機となる重要な回です。今までの回では知り得なかった新情報、それもかなり大きめの事実が発覚していきます。そして、それが今後の展開への重要な繋がりとなっていきます。今までのジェットコースターのような展開とは少し毛色が違いますが、最初から最後までじっくりと見逃させずにご覧いただけたらと思います。
リアルサウンド編集部