【漫画】クラスメイトの裏垢を発見…地雷系女子の意外すぎる一面と予想外のラストに「とにかく挙動がかわいい」「良い意味で裏切られた」
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、原作が松浦太一(Plott)さん、作画がおつじさんによる『裏垢にクラスメイトのいいとこめっちゃ書いてる地雷系女子』だ。 【漫画】登録者数70万越えの大人気チャンネルが原作…クラスメイトが見つけた地雷系女子の裏垢に「まさかの内容」と大反響 同作は、となりのヤングジャンプで連載中で、登録者数が70万人を超えるYouTubeの大人気チャンネル「私立パラの丸高校」を原作にした『しれっとすげぇこと言ってるギャル。―私立パラの丸高校の日常―』の第4話にあたる作品。おつじさんのX(旧Twitter)に『裏垢にクラスメイトのいいとこめっちゃ書いてる地雷系女子』と題して投稿されると、多くの人から注目を集めたようで14万もの「いいね」を獲得している。 ■裏垢なのに書かれていることは“お褒めの言葉”のみ? ――これは誰もが異能力を持っている世界の話で、そんな中でも普通の日々を過ごす「私立パラの丸高校」に在籍する高校生の物語。 ある日、「全身がちょっと光る」という能力を持った「多々光(ただひかる)」のもとに、クラスメイトの「黒井正義(くろいまさよし)」が自身の能力「ブラックホール(近くのものを吸い込む)」をやや発動させながら、「すごいアカウント見つけちゃってさ」と声をかけにやってくる。 黒井は、同じくクラスメイトの女子「闇川りこ」によるSNSのアカウントを見つけるも、それは明らかに“裏垢”だった。「りこてゃ@裏」というアカウント名で、多々は中身を見てもいいことがないと察し、「あんま見ない方が…」と黒井を止める。 しかし、よくよく投稿を見てみると、書かれていることはクラスメイトを褒めるような内容。例えば、クラスメイトには「母性本能くすぐんなよ」、黒井に対しては「お前のせいで教室がワントーン明るくなる」と書かれていた。どうやら闇川の裏垢で投稿されていることは、“悪口っぽく書いたお褒めの言葉”の数々だったのだ…。 「りこてゃ」こと闇川の素性が明らかになった同作に対し、読者からは「とにかく挙動がかわいすぎる」「地雷系ってそういう意味か(笑)」など好評の声が相次いでいる。そこで原作者である松浦さん、作画担当のおつじさんに、『しれっとすげぇこと言ってるギャル』について話を伺った。 ■「りこてゃ」の裏垢は実在する? ――『しれっとすげぇこと言ってるギャル』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 松浦:「私立パラの丸高校」の設定である「人類が全員異能力者だけど、全員うまく能力を扱えてない」という世界を想像した時、主人公の次に浮かんできたのが、このギャル2人でした。彼女らは初登場時からかなり好評で、数百万回と動画が再生されたり、コミカライズのお話をいただけたり…ギャルには感謝してもしきれません。ちなみに当初はレギュラーではなく、一回きりの登場の予定でした。 おつじ:本作はYouTubeで人気の動画チャンネル「私立パラの丸高校の日常」を原作としたスピンオフ漫画です。「となりのヤングジャンプ」での連載化にあたり、編集部の方に作画としてお声がけいただきました。元々個人的にファンだったので、とても嬉しかったです。 ――Xに投稿された『裏垢にクラスメイトのいいとこめっちゃ書いてる地雷系女子』を創作したきっかけも、ぜひ教えてください。 松浦:「地雷系女子が本当に爆発したら面白いだろうな」という安直な発想から「りこてゃ」は生まれました。彼女が裏垢にクラスメイトのいいところをめっちゃ書いているのは、私の友人が裏垢でクラスメイトの悪口をめっちゃ書いていて辞めてほしいと思ったからです。 おつじ:こちらも同じく『しれギャル』での一幕です。地雷系女子 りこてゃは原作でも大変人気で、私もすごく好きなキャラです。シナリオをいただいた時から、作画するのが楽しみで胸が躍りました。 ――『裏垢にクラスメイトのいいとこめっちゃ書いてる地雷系女子』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。 松浦:とにかく、おつじ先生の描くりこてゃがかわいいところです。全コマかわいいです。ちなみに、りこてゃの裏垢は実在するのでよかったら探してみてください。 おつじ:原作のイメージを壊さないよう丁寧に描写したいと思いました。また声優さんの演技がない分、表情の機微でりこてゃの魅力を表現することに注力しました。 ――『しれっとすげぇこと言ってるギャル』においてポイントになる特殊能力ですが、松浦さん、おつじさんのお気に入り、もしくは実際に習得したい特殊能力を教えてください。 松浦:競馬が大好きなので、お馬さんとお話できる能力が欲しいです。 おつじ:体育教師・山田先生の「適応」が強すぎるので好きです。でも、強すぎる能力は扱いきれないと思うので、ちょっと光って鞄の中のスマホを探せるというのが一番安全かつ便利なのかもしれません。 ――今後の展望や目標をお教えください。 松浦:『しれギャル』、そして『パラ高』が1人でも多くの方に届いてくれれば、これ以上の幸せはありません。 おつじ:まずは連載でいただいているお仕事をひとつひとつ丁寧に進めたいです。連載を続けていく中で、より多くの方に知っていただきたいというのが当面の目標です。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! 松浦:どこかで謝ろうと思ってはいたのですが、作者である私が全然ギャルじゃなくて本当に申し訳ありませんでした。これからも「みらい」と「へー子」を中心に、おかしいけど優しい世界を作っていくので、どうか優しく見守っていただけると嬉しいです。 おつじ:現在『しれっとすげぇこと言ってるギャル』単行本第一巻が好評発売中です。お近くの書店やオンラインショップでお探しいただければ幸甚です。