アメリカで話題沸騰のハイテク美容施術、人の手が不要な“ロボットまつエク”の実態に迫る
テクノロジーが変える美容の概念
ー「ルーム」設立から7年、ビューティー × テクノロジーの分野はどう変化したのでしょうか? 2023年秋、「ルーム」は「Ulta Beauty」と提携し、カリフォルニア州サンノゼの店舗でロボティックまつげエクステンションサービスの試験運用を開始しました。全米各地から顧客が訪れ、リピーターも増加しています。 市場参入は顧客とラッシュアーティストの双方から好評を博し、インスタグラムでの投稿がバイラルに。最小限の広告費で世界中から約1,200件の販売リードを獲得し、業界全体がこの革新的技術の影響力を認識しています。 「ルーム」の成功は、先端美容技術への需要の高まりと、スケーリングにおけるパートナーシップの重要性を示しています。この協力関係は美容業界に新たな基準を設定し、技術進歩による顧客体験向上の可能性を示しました。 さらに、このような革新的ソリューションは業界の競争を促進し、企業間の差別化を促しています。この競争圧力がさらなる革新と改善を生み、顧客とサービス提供者双方に利益をもたらしています。 ー最後に今後の展望を教えてください。事業拡大やサロン数の増加に伴い、日本を含む海外への進出も検討されていますか? テクノロジーは美容に対するアプローチを大きく変えました。“LUUM Precision Lash”のような革新は、効率性、安全性、パーソナライズを重視する美容愛好者に支持されています。この技術により、まつげエクステンションにかかる時間が短縮され、より手頃な価格で提供されるようになりました。 「ルーム」の技術は、専門的なトリートメントをより身近で効率的なものにし、美に対する認識を再構築しています。安全性や快適さを維持しつつ、自然な美を追求できるプラットフォームを提供しています。 グローバル展開を目指しており、日本も重要な市場と考えています。まずアメリカでの基盤を確立し、2026年をめどに戦略的に拡大を進める予定です。