USJ「ハリー・ポッター」エリア15日オープン。前夜祭で盛大な花火も/大阪
映画「ハリー・ポッター」の世界観を再現した「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」を15日にオープンする大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は14日、新エリアを報道陣に公開。同日夜には「オープン前夜祭」が行われ、同映画でドラコ・マルフォイ役で出演する俳優、トム・フェリーやUSJファンクラブ会長のベッキー、テーマソングを歌うSMAPが出席し同エリアは祝福ムードに包まれた。 「人間界を出よう」USJ「ハリー・ポッター」エリアオープン
映画をそのまま再現した世界
森に囲まれた入り口を進んでいくと、ウィーズリー家の空飛ぶ車「フォード・アングリア」が置かれ、雪をかぶったとんがり屋根をした石造りの家などが建ち並んでいる。そして、奥には岩の上にそびえる「ホグワーツ城」が現れるなど、映画をそのまま再現した世界は、ファンにはたまらない光景が広がっている。見学していた女性からは「映画に出てた湖まで再現されてるやん」といった声も聞かれた。 また、ホグワーツ城の中ではライド・アトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」があり、ハリーたちと空を飛んだり楽しむことができる。また、そこへたどり着くまでには「動く肖像画の廊下」や「ダンブルドア校長室」などもあり、待ち時間も映画の世界にどっぷりつかれるつくりとなっている。
SMAP、ベッキー登場に前夜祭盛り上がる
前夜祭では、ハリーを敵対視するドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンと、ハリーの友人ルーナ・ラブグッドを演じたイヴァナ・リンチが登場。応募者4万人の中から選ばれた1000人の特別招待客に囲まれたレッドカーペットを歩きながら手をあげて歓声にこたえた。 また、USJファンクラブ会長のベッキーも登場し、招待客と握手するなどしていた。USJのテーマソングを歌うSMAPが登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に。SMAPの中居正広は「5人揃って来れてよかった」と話し、木村拓哉が「もうアトラクション乗りました」と話すと会場からは大きな悲鳴と歓声が聞かれた。 その後、トム・フェルトンとイヴァナ・リンチが「ルーモス!(光よ)」という呪文を唱えると、新エリア全体が明るい光に包まれ、盛大な花火もあがるなど新エリアは祝福ムードに包まれた。
USJ社長「何十万もの雇用を創出したい」
USJのグレン・ガンペル社長はあいさつで「このエリアだけでもテーマパークといえるくらいの壮大な規模。これから何十万もの新規雇用を創出し、世界各国から何百万人もの人を呼びたい」などと話していた。 USJによると、広さは東京ドームのグラウンド3個分で、総投資額は450億円。経済効果は10年で5.6兆円を見込んでいるという。