進化を続ける自動販売機 防犯カメラ搭載に紙おむつ販売
khb東日本放送
コロナ禍で様々なことが制限された中、対面で接触が無く気軽に購入できることから多くの自動販売機が登場しました。
暑い夏に冷たい飲み物を気軽に購入できる自動販売機は食品も購入でき、今や私たちの生活になくてはならないものに変化しています。きっかけはコロナ禍で、対面での接触を控える動きが広がり進化を続けています。 川村彩音記者「一見普通の自動販売機ですが、実はここに防犯カメラが設置されています」 小さなカメラを内蔵した、みまもり自動販売機はこれまで宮城県七ヶ浜町の公園や道路に防犯カメラが無く、住民からは設置を望む声が寄せられていました。 町と警察、企業の三者が防犯に関する協定を結び5月に設置されました。 キリンビバレッジ高島秀章東日本統括本部長「危険性が高まる場所は、こういった見守り型自販機は最適かなと思いますので、そういった場所を行政の皆さんと一緒に考えながら設置していきたい」 防犯効果が高まると期待される他、万が一事件が発生してもカメラの映像が警察へ提供されるなど、安心安全につながる一助を自動販売機が担います。 進化する、自動販売機。仙台の方言がプリントされたTシャツが買える自動販売機に、観光地にはお土産が購入できる自動販売機も。地下鉄仙台駅の西改札内に設置されているのは、子育て応援自販機です。 中島秀太記者「お出掛け中に子どもの替えおむつが無くて困った時、手軽に買うことができます」 ドリンクと一緒に紙おむつやおしり拭きを買うことができます。子育て世代の人が安心して外出できるようにと、仙台市市交通局と企業が4月に設置しました。 子育て中の母親「少ない枚数で売っているというのは、親としては助かる。授乳室の隣にあるので、急に必要になった時に大きなものを買うと持ち歩くことが大変なので、自動販売機で手軽に買えるのはすごくありがたいと思います」 地域の暮らしを見守り、そして子育て世代の安心につながる取り組みと、今や自動販売機は渇いたのどを潤すだけでなく、暮らしを潤すものとなっているようです。
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