ファン・ウェルメスケルケン・際(川崎フロンターレ)

待ちに待った蹴球シーズン到来だ。2月16日『FUJIFILM SUPER CUP 2024』前日記者会見が行われた。『2023明治安田生命J1リーグ』王者・ヴィッセル神戸から吉田孝行監督と山口蛍、『天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会』覇者・川崎フロンターレから鬼木達監督とファン・ウェルメスケルケン・際が出席し、次のように意気込みを語った。 【PHOTO】鬼木達監督(川崎フロンターレ)、山口蛍(ヴィッセル神戸)、吉田孝行監督(ヴィッセル神戸) 吉田監督「2024シーズンの公式戦がいよいよスタートする。いいスタートダッシュを切るために明日のゲームは大事。しっかり勝って終われれば。川崎Fは実力がある強いチーム。そういう相手を倒すことで自信にもつながる。みんなで勝ってタイトルを取りたい」 山口「神戸にとっての初めての公式戦、しかも最初のタイトルがかかっているので、もちろん勝ちにいきたい。やっと新シーズンが始まるワクワクした気持ちでいる。この大会は『天皇杯』とリーグの王者がやる大会なので、どちらもプライドがあって、負けられない。リーグ開幕前に緊張感のあるタイトルがかかった試合ができるのは大きい」 鬼木監督「Jリーグ開幕まで1週間、それにふさわしいゲームをしたい。自分たちは『ACL』で公式戦が始まっているが、一戦必勝で戦うのは変わらない。どんどん連戦になるので、今季の戦い方を考えている。移動もハードで、今季はスタートから総力戦になっていると思う。それを踏まえて戦いたい。選手はサポーターと一丸となってタイトルを取れればと思っているので、応援してもらえれば」 際「今季最初のタイトルを得られるチャンス、リーグ戦も始まるし、しっかりタイトルを取りたいという気持ち。川崎Fはタイトルを取らないといけないチーム。目の前にチャンスがあるのだから、100%、120%いいゲームしてタイトルを持ち帰りたい」 両選手は相手チームをこのように警戒した。 山口「選手が入れ替わり、今までの川崎Fにないフレッシュな感じ。『ACL』でも前からプレッシャーをかけて、今までにない迫力があった。昨季より手強いと思う。(エリソンは)左利きで独特なリズムがあってポストプレーもあり、ターンも非常にクイックで警戒したい。家長(昭博)選手、脇坂(泰斗)選手が中心になってくると思うので、自由にやらせないようにしたい」 際「僕の中では縦に速いチームという印象。後ろからリスクを取るわけではなく、大迫(勇也)さんを含めて前で収められる選手がいるので、どんどん前へ出てくるチーム。ディフェンスでも前からプレッシャーがくると思うので、そういったところでフロンターレらしさを出していければと思う」 明日はどう戦うのか。両軍の指揮官、選手はこうコメントした。 吉田監督「攻守にアグレッシブなサッカーを今季も見せられればと思っている。手応えはある。日々のトレーニングから全員の意識が高く臨んでくれているので楽しみ」 山口「今季だけではなく、昨季苦戦した試合は自分たちのストロングを押さえられて、そこを打開できない時に苦戦したり、負けていることが多いと思うので、そこは昨季より対策を立ててくると思うが、それ以外の自分たちの新しい形を見せていければと思っている。それを見せられる新しいキャラクターが入ってきていると思うので、試合をやりながらうまく解決していきたい」 鬼木監督「キャンプの頃から継続的に言い続けていることを、真剣勝負の公式戦で神戸を相手にどれだけできるのか。前線にパワーある選手がいるので、『ACL』以上の部分があるので、やり合う部分と自分たちのやりたい方向に持っていく部分とそこのところを見極めていきたい」 際「僕自身日本でプロとして公式戦をプレーするのは初めてで、いろんな方が見てくれると思うので、自分がどんな選手かわかるプレーをし、チームの勝利につなげられればと思っている。SBはいろんなタスクを求められるので、そこを解決し、攻撃の時は潤滑油となって、最後アシストや自分がゴールを狙える立ち位置を入っていければ」 果たして、2024シーズン最初の優勝トロフィーを頭上に掲げるのは『明治安田J1』王者か、『天皇杯』覇者か。『FUJIFILM SUPER CUP 2024』神戸×川崎Fは2月17日(土)・国立競技場にてキックオフ。同日は『NEXT GENERATION MATCH』ヴィッセル神戸U-18×日本高校サッカー選抜も開催。チケットはJリーグチケットにて発売中。試合の模様は日本テレビ系にて全国ネット生中継。