衛生キットの制作のため集まったサンズチャイナの従業員ら（写真：Sands China Limited）

　マカオのカジノIR（統合型リゾート）運営大手サンズチャイナ社は12月1日、同社従業員と現地ボランティアが国際NPO（非営利団体）クリーン・ザ・ワールドと協力して衛生キット制作、寄付する国際社会貢献（CSR）活動を行ったと発表。 　同日、同社が運営するIR「ヴェネチアンマカオ」のコタイエキスポホールに従業員と地元ボランティアら約200人が集まり、2万7000セット超の衛生キットを制作したとのこと。衛生キットはエコバッグの中にシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、歯磨きセット、石鹸とメッセージカードが入っており、このうち石鹸はホテル客室から回収した使用済み石鹸を消毒処理の上でリサイクルしたものという。今回制作した衛生キットはチルドレン・インターナショナルを経てフィリピンの支援を必要とする家庭に寄付される予定。 　同社はこれまでに同様の活動を10年連続で実施し、衛生キットの累計制作数は35万6000個に上るとした。