年末年始ライブは即完売も再び健康不安説が出たが…沢田研二「自由に生きたいだけ」の自然体で懸念一蹴
いま『ジュリー』が熱い。 名前が出るたび、何かと話題を振りまいてくれる沢田研二(75)。今年も1月12日から31日にかけて正月LIVE『甲辰 静かなる岩』が開催された。チケットは即完売し、入手困難になるなど沢田の人気が衰えていないことを示し、会場は連日大盛り上がりとなった。 【超貴重画像】すごい! 不倫騒動渦中の沢田研二と田中裕子の「ラブラブツーショット」現場 「昨年はさいたまスーパーアリーナを超満員にして、’18年の“ドタキャン騒動”のリベンジを果たしただけでなく、昨今の昭和歌謡ブームの影響もあって、沢田さんに熱い視線が注がれています。 年明け1月4日に放送された『沢田研二 華麗なる世界 永久保存必至!ヒット曲大全集』(BS-TBS)では『輝く!日本レコード大賞』『ザ・ベストテン』(ともにTBS系)などの過去に放送された番組から『勝手にしやがれ』『サムライ』『ダーリング』など全盛期の秘蔵映像が紹介され、往年のファンを喜ばせました」(音楽雑誌編集者) 75歳となった沢田は今なお意気軒高なようだが、ライブに行った観客からは、 「千秋楽でしたが、歌詞を忘れてしまったり、歌いだしを間違えることがあって、どうしたのかな、体調でも悪いのかと、ちょっと心配になりました」 などと体調を心配する声が聞かれたという。 確かに年齢も年齢だけに若い頃のようにはいかないだろうし、ライブで歌詞を間違えてしまう歌手はいくらだっている。ただ完璧主義者とみられている沢田が歌詞を忘れてしまうのを見たらファンは不安になるだろう。 「それも沢田さんらしいですね。’60年代後半に起こったGS(グループサウンズ)ブームの中で沢田さんは独特の輝きを放っていました。ブームが去った後でも歌はもちろん、役者としても新境地を開き長きにわたって活躍し続け今日に至っています。テレビ全盛期は歌番組も多く、出演する歌手の衣装が話題になりましたが、中でも彼は常にエッジの効いたファッションで注目を浴びていましたね。 どんな派手な衣装を着てもまったく違和感を感じなかったのは、そのセクシーな姿態があってのこと。最近はすっかりオジサン体形になってしまい、昔の面影はなくなりました。だけどそれはあくまで外見だけ。中身は昔のまま何も変わってないですよ」(前出・編集者) GSといえば、一部を除いてグループのメンバーはロングヘアー、楽器はエレキギターが定番だった。同時に、不良への入り口みたいに見られていた時代だ。今では考えられないが、全国のほとんどの中学校、高校ではGSのコンサートに行くことが禁止されていた。禁を破ってコンサートに行ったことがバレて、停学などの処分を受けた中高生も実際にいたほどだ。 「だからGSはある意味、反逆のテーゼだったのです。そして、GSブームを牽引してきた沢田は反骨精神の塊なんです。同時に自然体を崩すことはありません」(老舗芸能事務所幹部) かねてから周囲に、 《歌いたい歌だけを歌って自由なライブ活動をやりたい》 《ただ自由に生きたいだけ》 と語っており、歌詞を間違えたり、疲れた様子を見せるのも自分らしさと語っている沢田。ファンなら、それも含めて彼のすべてを楽しむ術を知っている。 そして、待望の全国ツアースケジュールが発表された。4月5日(金)の『LINE CUBE SHIBUYA』公演を皮切りに、全国20公演開催される予定だ。 若者も注目しだしたことで『ジュリー熱』はますます上昇する。 文:佐々木博之(芸能ジャーナリスト) 宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中
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