ジョージアの議会で4月14日、与党議員が野党議員に顔を殴られ、乱闘に発展する騒ぎがあった。与党「ジョージアの夢」は、国外から多額の資金提供を受けている団体に「外国の代理人」としての登録を義務付ける法案を再提出する意向を表明。ロシアで言論弾圧に使用された法律と類似するとの懸念により、欧米から批判の声が上がっている（ナレーションなし）。 ジョージアの議会で14日、野党議員が与党議員を殴打。その後、乱闘に発展した。 「外国の代理人」に関する法案の審議中に起きた騒ぎ。法案は西側諸国や国内からも批判を浴びている。 与党「ジョージアの夢」所属の法案推進役、ムディナラゼ議員が答弁席で発言中、野党議員に顔を殴られた。これをきっかけに、乱闘は議員の間で拡大した。 与党は4月初め、国外から多額の資金提供を受けている団体に「外国の代理人」としての登録を義務付ける法案を再提出すると発表した。この法案は、2012年にロシアで制定された法律に類似するとの懸念があり、ロシアでは言論弾圧に使用されたとの見方がある。 欧米との関係は緊迫化し、米国は法案成立に反対している。 EUは昨年、ジョージアは法の支配や報道の自由などで改革を加速させる必要があるとし加盟候補国認定を見送った。 （ナレーションなし）