【年金】4月15日にひとりで「60万円以上の年金」が支給されるのはどんな人?厚生年金の月額平均は14万3973円
「国民年金(基礎年金)のみ」では月額平均でいくらか
先ほどの厚生年金は国民年金を含む平均月額でした。 では、1階部分の「国民年金部分だけ」の平均月額はいくらでしょうか。 ●国民年金(老齢基礎年金)の受給額 ・〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 ●【国民年金】受給額ごとの人数(1万円刻み) ・1万円未満:6万5660人 ・1万円以上~2万円未満:27万4330人 ・2万円以上~3万円未満:88万1065人 ・3万円以上~4万円未満:266万1520人 ・4万円以上~5万円未満:465万5774人 ・5万円以上~6万円未満:824万6178人 ・6万円以上~7万円未満:1484万7491人 ・7万円以上~:178万3609人 国民年金のみでは5万6316円となりました。 厚生年金に比べると、国民年金のみで老後生活を送るのは難しそうです。 自営業者や専業主婦の方で「老後は国民年金のみ」という方については、現役時代から貯蓄で備えておく必要があるでしょう。
まとめにかえて
今回の記事で見てきたように、年金受給額が月額30万円を超える方は圧倒的に少数派で、大多数の方が受給額10万円~20万円の間となっています。 毎月の年金額が10~20万円台で、さらに年金が2ヶ月に1回の支給となれば、毎月の家計管理が重要になってきます。 年金に頼りすぎない老後生活にするためにも、まずは私的年金や積立預金で貯蓄をつくる工夫をしてみましょう。 自分の年金受給額について詳しく知りたい方は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を確認してみるのがおすすめです。
参考資料
・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」 ・日本年金機構「ねんきんネット」とは?
鶴田 綾