宗像で衆院選・市議選 昨年日本国籍取得のクレシーニ・アンさんも初投票
第50回衆議院議員総選挙・第26回最高裁判所裁判官国民審査、宗像市議会議員選挙が10月27日、宗像市内で行われ、「むなかた応援大使」のクレシーニ・アンさんも初めて投票を行った。(宗像経済新聞) 【写真】宗像市役所の期日前投票所を訪れたクレシーニ・アンさん クレシーニさんは米バージニア州出身の言語学者で、1997(平成9)年に初来日。2014(平成26)年に永住権を取得し、宗像に移住した。現在は北九州市立大学准教授として教壇に立つほか、執筆、講演活動を行うなど「アンちゃん」のニックネームで親しまれている。「むなかた応援大使」には2019(平成31)年1月に就任した。 昨年11月21日、「長年の夢だった」という日本国籍を取得。今回が日本国籍取得後初めての選挙となったクレシーニさんは10月25日、投票所入場券を手に宗像市役所を訪れ、期日前投票を行った。 初めて投票所入場券が届いた時のことについてクレシーニさんは「『そろそろ届くかな』と思い待っていた。25年間投票権がなかったので、手にした時は感動した」と振り返る。選挙前には、自宅に届いた候補者の選挙チラシを読んだり、遊説を聞いて政策を調べたりするなどして、初投票に備えたという。 投票を終えたクレシーニさんは「初めてのことなので、投票の流れなどが分からなかったが、『本当に日本人になった』という気持ち。今までなかった選挙権が与えられたので、一票を大事にしたい。社会の一員として日本のために頑張っていきたいと思っているので、これからも権利や義務を大切にしていく。投票済証は記念に保管する」と喜びを語った。
みんなの経済新聞ネットワーク