怒髪天、ベース・清水泰次をバンドから解雇 増子「最終的にバンドを選んではくれませんでした」
今年結成40周年を迎えたロックバンド・怒髪天が9日、ベースの清水泰次さんをバンドから解雇したことを公式サイトで発表しました。 【画像】結成30年目にして初の“史上最遅日本武道館公演”を成功させた怒髪天 公式サイトでは清水さんの解雇について、「数年来に渡って度重なる信頼を損なう言動があり、その都度、本人、メンバー、スタッフ間で問題解決に向けて話し合いと対策を行って参りましたが、今回、これから先もバンド活動を共にすることは困難であると判断し怒髪天から解雇することと致しました」と報告しました。 今回の解雇について怒髪天のメンバーもコメントを掲載し、清水さんは「今回、自分の度重なる過度の飲酒と素行不良によってみなさんに多大なご迷惑をおかけしたこと、本当に申し訳ありません。ずっと長い間迷惑をかけ続けて来た結果、このような事態を引き起こしてしまいました。本当に一生謝っても謝り切れません。増子さん、友康さん、坂さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、そしてファンのみなさん、本当に申し訳ありません」と謝罪。 続けて「何十年も付き合ってきた、本当の兄弟同然に優しく接してくれた大事な3人の兄貴達を辛く悲しい思いをさせてしまった、、、本当にごめんなさい。今はただただ、頭を下げ続けることしか出来なく、深く深く反省しています。悔やんでも悔やみきれない、自分のバカさ加減にほとほと呆れ果て、そして悲しみも止まりません。これまでの自分自身を見つめ直し反省し、これからの行動で示していきます」と反省をつづりました。 メンバーの増子直純さんは「シミはこの何十年の間にメンバー・スタッフそして界隈の信頼をも裏切る言動を幾度となく繰り返してきました。その度に我々は最大限の愛情を持って許容し、譲歩し再起のチャンスを与え続けてきました。しかし幾度もあった『酒をやめるか? バンドをやめるか?』の選択の中で最終的にバンドを選んではくれませんでした」とこれまでの清水さんとの話し合いについてを説明し、「この先もずっと不動の四人で続けたかった…。一番そう願っていたのは我々メンバーです。話し合いの末とは言えこの苦渋の決断をせざるを得なかった身を斬るような心境をどうか分かって下さい」と解雇せざるを得ない状況になったことを悔やみました。 上原子友康さんは「同じ志を持ち、同じ夢を見て共に上京し歩んできた友。バンドの最後の最後まで一緒にという思いでやってきました。悔しいし、寂しい。でもこうするしかなかった。バンドがスタッフと共にひとつのチームとして、これからも活動を続けていくために。嘘をつくようなことだけは絶対にしたくなかった。4人の怒髪天を愛してくれていた皆さん、本当に申し訳ありません」とコメントしました。 さらに、坂詰克彦さんは「何の疑いもなく怒髪天の楽曲を演奏し、皆様に何の疑いもなく真っ直ぐに受け止めてもらう。そんな自然にあるべき姿を見せられなくなるのは、何よりも辛いことでありますから。自ら選び築いてきた、絶対的なバンド・音楽活動という生業の前進、成長の為、今回このような結果に至ったことをご理解いただけたらと思う次第であります」と伝えました。