話題の銭湯&サウナ7選を紹介! 進化し続ける、江戸で花開いた銭湯・蒸し風呂文化
狛江湯【狛江】
文化を体験する場所としての、新しい銭湯のかたち 「家庭に風呂が普及している現在、銭湯の役目は終えましたが “銭湯文化を体験する場”としての新しいかたちにしようと思いました」というオーナーの想いで、70年近く続いた狛江湯(こまえゆ)が2023年にリニューアル。設計はスキーマ建築計画、タイルの目地を活かした浴室壁やロッカールームなどのグラフィックは長嶋りかこが手がけた。番台併設のカウンターではタップによるクラフトビールや食事を楽しめたり、月に1回はマルシェを開催するなど、地域のハブメディア的な役割として、銭湯の多様性を表現している。
渋谷SAUNAS【渋谷】
細部にまでこだわり抜いた、日本屈指のハイクオリティサウナ サウナブームの火付け役であり、「ととのった」というワードをメジャーにしたマンガ家のタナカカツキが総合プロデュースした渋谷SAUNASは、徹底的にサウナにこだわり抜いた極上の“ととのい”空間。サウナの時間に集中できるよう、視覚的なノイズを減らすために館内の掲示サインをミニマルに処理したり、サウナ室を出た後も心地よさが途切れないよう肌に触れる部分は角を取り除いた仕上げを施すなど、ディテールやマテリアルなどの細部にまでこだわった。館内には、趣向を凝らした9つのサウナ室と2種類の水風呂があり、男女入れ替え制にすることで、すべてのサウナ室を愉しむことができる。渋谷の雑踏を抜けて一歩足を踏み入れると、デザイン的にも設備的にも現在における日本最高クオリティのサウナの世界が待っている。
ソロサウナtune【神楽坂】
ソロサウナ界の礎をつくった、パイオニア的アーバンサウナ 「サウナでやりたいことをすべて叶え、性別の壁を越えて愉しんでもらうためにたどり着いた答えがソロサウナでした」というオーナーの発案で誕生した日本初のソロサウナ。設計時にはVRゴーグルを用いて試行錯誤した空間と動線、サウナ室で寝転がることを前提にしたタオルの品質、屋久島でオーナー自らフィールドレコーディングした室内サウンドなど、ディテールにこだわり抜いた至福のプライベート空間だ。