「2025年、福島にやってくる!」知っていますか?デフリンピック【デフスポふくしま(1)】
テレビユー福島
みなさんは「デフリンピック」をご存じですか? パラリンピックと同じように、障害者スポーツの祭典で、Deaf(耳が聞こえない)+オリンピック=「耳が聞こえない、聞こえにくい人のためのオリンピック」です。 【写真を見る】「2025年、福島にやってくる!」知っていますか?デフリンピック【デフスポふくしま(1)】 ただし、日本財団パラスポーツサポートセンターが、2021年に行った調査によると、パラリンピックの知名度が「97.9%」だったのに対し、デフリンピックは「16.3%」と、あまり知られていないのが現状です。 そんなデフリンピックが始まってからちょうど100周年の来年、日本で初めてとなるデフリンピック「東京2025デフリンピック」が行われます。 ■「サッカーの聖地」も会場に 2025年に開かれるデフリンピック。このうち「デフサッカー」の会場は、福島県です。会場に選ばれたのは…。 末永万智アナウンサー「デフサッカーの会場となるのはここ!福島県が誇るサッカーの聖地、Jヴィレッジです!」 楢葉町と広野町にまたがるJヴィレッジ。来年のデフリンピックで「デフサッカー」の選手を迎え、熱い試合の舞台となります。 健常者と同じ11人で行う「デフサッカー」。基本のルールは同じですが、選手は聴覚=耳に障害があるため、主審が笛とフラッグの両方を使い、視覚=目でわかるようにしているのが特徴です。試合では、あわせて5人のフラッグを持った審判員が、プレーの停止を様々な方向から伝えることで、「目で補う」ことができます。 ■受け入れに向け手話の講習も サッカーの聖地、そして復興のシンボルにもなっているJヴィレッジ。たくさんの選手が一緒に入れる食堂や、ゆったりとしたスペースの宿泊設備など、快適に過ごせる空間が整っています。宿泊する部屋から見ると、ピッチは目の前。練習や試合の会場が近いことも、利用者に人気ということです。 Jヴィレッジでは、受け入れ態勢を整えるため、すでにスタッフ向けの講習会が始まっています。およそ30人が参加し、聴覚障害者の現状や手話の基礎知識を学びました。