人気絵本『はれときどきぶた』作者・矢玉四郎さん死去 80歳 家族は「生き切った」
絵本『はれときどきぶた』などを手がけた作家の矢玉四郎さんが7月14日に老衰のため亡くなっていたことが20日、出版元・岩崎書店の公式サイトで発表されました。80歳でした。 【画像】『ぼくらの七日間戦争』作者・宗田理さん死去 95歳 代表作は宮沢りえの俳優デビュー作 矢玉さんは1944年2月3日、大分・別府市生まれ。『はれときどきぶた』は、主人公の畠山則安君が明日は「はれ、ときどきぶたがふるでしょう。」と“でたらめな絵日記”を描くと、本当にぶたが…!という物語。この“はれぶた”シリーズや、版画絵本『じろきちおおかみ』、『時計がわかる本』などを手がけました。 『はれときどきぶた』を出版している岩崎書店は「春頃から体調を崩されていたそうですが、直前までメールでお返事くださっていましたので、私どもとしては思いもよらないことでしたが、満80歳、ご家族は、『生き切った』とおっしゃっていました。1980年刊行の『はれときどきぶた』は、現在でも毎年版を重ねる超ロングセラー&ベストセラーとなっておりますが、こんなにも長く多くのこどもたちに愛され続ける作品に弊社が伴走できたことを大変光栄に思い、深く感謝しております」とコメントしています。