「現地でないと分からない魅力や価値」 三内丸山遺跡 見学者950万人達成
青森朝日放送
世界文化遺産の三内丸山遺跡で、見学者が950万人を達成し、記念のセレモニーが行われました。 三内丸山遺跡のマスコットキャラクター「さんまる」が待つ中訪れたのは、栃木県の大学生、石津陽さん。 950万人目の見学者となった石津さんには、記念証とオリジナルグッズや縄文パフェの引換券といった記念品が贈られました。 【950万人目の見学者 石津陽さん】 「すごく驚いたのと、950万人も来ているのだと驚きを感じました」 三内丸山遺跡センターによりますと、年度ごとの見学者数は、コロナ禍で一時7万人まで落ち込みましたが、徐々に持ち直しています。 2024年度は、10月までにおよそ19万人が訪れていて、コロナ禍以降最多の2023年度と同じくらいか、やや少ない見込みだということです。 一方で、外国から訪れた人は9月末時点で5481人となっていて、2023年度の同じ時期を大幅に上回っています。 【950万人目の見学者 石津陽さん】 「思っていたよりすごく大きくて、柱の一つ一つの大きさが大きくて、これをたてて塔をつくったのだと思うと、すごくびっくりな感じですね」 【三内丸山遺跡センター 岡田康博所長】 「遺跡の魅力と価値は、やはり現地でなければ分からないことがありますので、ぜひとも実際に遺跡に足を運んでいただけるように、面白い企画を考えていきたいと思います。そして、縄文に触れて良かったと思っていただけるようなサービスの提供に心掛けていきたいと思います」