<鬼頭明里>アニメ「がんばっていきまっしょい」インタビュー 青春のキラキラ追体験 高校時代はイラストに没頭
真優美(イモッチ)を演じる長谷川さんと一緒に収録した。ダッコとイモッチのテンポのいい掛け合いがアニメのスパイスになっている。
「テンポの良さが魅力的なキャラクターですし、漫才のようなテンポ感ですごく気持ちよくしゃべりました。一人で台本を読んでいた時は、テンポが速いので、入るのかな?とも思っていたのですが、二人で収録したらピッタリだったんです。一人で収録するのは難しかったと思います。長谷川さんも同じことを言っていました」
長谷川さんとは「ここまで一緒に収録したのは初めて」というが「息の合った芝居」ができた。
「私は、ずっと長谷川さんのことを自分と似ているな……と思っていたんです。お芝居も声質も似ているから、共演があまりないのかな? 自分がイモッチ役だったらこうするかな?と想像できるところもあって、やりやすかったのかもしれません。事務所(長谷川さんと鬼頭さんは同じ事務所に所属している)で、テープ収録をすることがあるのですが、私の前に長谷川さんが収録しているのを聞いて、私の同期から『明里かと思ったら、長谷川さんだった』と言われたこともありました」
◇急に声優を目指し始めた
鬼頭さん自身は高校時代、体育会系ではなかったというが、だからこそ感じるものもあった。
「運動部には全く触れない人生だったので、こうやってアニメで体験できるのがすごく楽しかったです。ボートは乗ったことがないけど、一回くらいはやってみたいです。私は運動が苦手なので、日々の筋トレなどが大事になってくるんだろうな……と思って見ていました」
鬼頭さんは、高校時代は軽音部に所属していた。声優を目指すことを決めたのは高校生の時だった。
「軽音部でボーカルをやっていましたが、そんなに練習はせず、ただ、イラストをずっと描いていました。家に帰って、タブレットで描いていたのですが、今見返すと、頑張って描いていたなあ……と思います。今は当時のように時間を掛けてじっくり描くのは難しいですしね。声優は、高校卒業前に進路を決める時に急に目指し始めたんです。それまでずっとイラストの道に進みたいと思っていて、声優にも興味があったけど、上京しないとなれない職業だから難しいかな?と勝手に思っていたんです」
鬼頭さんは、「がんばっていきまっしょい」の公開に向けて「海のシーンに本当に感動しました。青い水の表現が爽やかで青春!という感じがしました。青春のキラキラを追体験してもらいたいですね。大きなスクリーンで、景色や水の美しさを感じると、本当にボートに乗っているような感覚になれると思います。ボートをやってみたいと思うでしょうし、聖地巡礼にも行きたくなる作品です。私もみんなで行ってみたいです。喫茶店に行ってダッコが座っていた席に座ってみたいです」と語る。青春のキラキラをぜひ感じてほしい。