「温泉総選挙2024」で浜田の温泉が1位 美肌部門「美又温泉」は2年連続 「旭温泉」は歴史・文化部門で初
インターネット投票で全国の名湯の人気を競う「温泉総選挙2024」で、美又温泉(島根県浜田市金城町)が「美肌部門」で2年連続の1位、旭温泉(同市旭町)が「歴史・文化部門」で初めて1位に輝いた。 【島根の温泉の魅力】泉質ごとの特徴、効能は?「美肌県」島根の温泉の魅力とは お薦めの入浴方法も
美肌部門は22カ所がエントリーした。美又温泉は肌再生の効果が期待されるメタケイ酸を多く含んだ泉質が特徴。美又温泉旅館組合が投票画面に誘導できるQRコード付きの名刺を作り、イベントなどで配布して投票を呼びかけた。横田雪生組合長(77)は「総選挙の実績を聞いて遠方から来たお客さんもいた。美肌につながる料理開発に力を入れたい」と喜んだ。 歴史・文化部門は8カ所がエントリー。旭温泉は毎週土曜日に地元の神楽団体による「旭温泉湯ったり神楽」を上演し、伝統文化との結びつきをアピールした。旭温泉旅館組合の今宮和徳組合長(46)は「1位を起爆剤に温泉を盛り上げる手立てを考えたい」と意気込んだ。 島根県内はこのほか、「秘湯・名湯部門」で有福温泉(江津市)、「湯治ウェルネス部門」で風の国温泉(江津市)がいずれも3位に入った。鳥取県内の温泉の上位選出はなかった。 温泉総選挙は環境省や内閣府などが後援する官民組織「旅して日本プロジェクト」(事務局・東京都)が企画し、9回目。今回は絶景やおもてなしなど計8部門で8月2日から11月1日まで投票を行い、総数は1万6316票だった。