<観月ありさ>47歳、不安もあるけど「年齢とうまく付き合ってポジティブに過ごしたい」 昔ながらの縁の大切さも再確認
携帯電話も進化して、流行もどんどん変わって。それについていかなきゃ、自分もアップデートしなきゃと、新しい出会いに気が向いていた時期もあったんです。でもこの再会で、昔ながらの縁を大事にしていくことが、とても大切なんじゃないかなと再確認したところなんです」
◇自分をもっと柔軟にとらえたい
懐かしい人との再会に、「時が止まっていたかのように、当時の自分を思い出しました」とほほ笑んだ観月さん。「新しい出会いもありながら、昔ながらの縁を大切にする」のは人間関係だけにとどまらない様子で、こう語った。
「大人になると、忘れてしまったことって多いんですよね。ファッションでいうと、最近、古着が流行していると聞いて、10代のころ、古着がすごく好きでたくさん集めていたことを思い出しました。海外でヴィンテージの服を買っていたんです。レアなデニムもいくつか所有していたのですが、処分してしまったのは、もったいなかったかもしれません(笑い)。
大人になって古着をあまり着なくなったのは、もう40代だからシックな服装をしなければと、自分で自分の幅を狭めているのかもと考えるようになりました。年齢とともに、派手なファッションに変わっていってもいいんですよね。
こうやって昔の自分を思い起こしてみると元気になれるし、これからは自分というものをもっと柔軟にとらえていってもいいのかなと、ここ最近思っています」
写真撮影:川上博司
*…後編では「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の撮影について聞く
*……映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は眞邊明人さんのビジネス小説が原作。コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死。未曾有の危機に政府は「歴史上の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作る」という最後の手段に出る。総理大臣の徳川家康をはじめ、織田信長、豊臣秀吉、坂本龍馬、紫式部ら、生きた時代の異なる偉人たちが“最強ヒーロー内閣”として日本を救うべく奮闘する。壮大なジェネレーションギャップが奇跡を生み出して……。