KOされた王者が意識朦朧でレフリーと戦闘続行!殴りまくる衝撃=素手ボクシング
6月21日(金・現地時間)米国フロリダ州で行われた素手ボクシング大会『BKFC 62』の[バンタム級タイトルマッチ]では、同級王者キース・リチャードソン(40=米国)が1R TKO負け。チャードソンは防戦一方となりレフリーが試合をストップ。しかしダメージのせいか、試合が終わったことも、相手が誰かも気づかず、レフリーに殴りかかる! 5秒以上もフック連打でレフリーに殴りかかり、スタッフに止められるもまだ戦闘態勢だった。 【フォト・動画】KOされるも、レフリーに殴りかかり戦闘続行! リチャードソンは、アメリカのローカルMMAで活躍した後、昨年1月にベアナックルボクシングに参戦。1年間で4戦無敗(3KO)とバンタム級チャンピオンに駆け上がった。 今回の相手はアルベルト・ブラス(29=キューバ)で、こちらもベアナックル4戦無敗(4KO)だ。 試合は第1Rの中盤、若いブラスがフックを次々とヒットさせ、王者リチャードソンはぐらつき防御もままならない。 その様子を見て、レフリーが割って入り試合をストップさせた。離れると、喜びでバク転する相手。 しかしリチャードソンは、目の前に立ったレフリーに向かい、大振りフックを次々と繰り出し前進!そしてレフリーもバックし距離を取り、前手でフックの嵐を防ぎ続ける! 他のスタッフが止めに入っても、リチャードソンのパンチは止まず、最後は抱きかかえられた。 この動画がSNSで拡散されると「戦士の本能だ」「彼は平行世界にいたんだ」「なんだか泣いちゃったよ」「審判に敬意を表する」と多様なコメントが並んだ。 リチャードソンは試合後会見で「本能的に戦ってしまった」と意識がなかったことを告白し「負けたのは久しぶりだけど、またあのレフリーに挑戦しようかな」と冗談めかしてコメントした。