イスラエル、報復の空爆続ける 双方の死者1100人以上に ハマスとは別の武装組織が“軍の高官”など130人を人質か
パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」の攻撃とイスラエルの報復による死者は1100人以上にのぼっています。 9日早朝のガザの映像では、爆発がおき黒煙があがる様子がとらえられています。ハマスの大規模攻撃への報復として、イスラエルは、ガザのハマスの拠点などへの空爆を続けています。 一方、ハマス側も8日、ガザの北側にある町に100発以上のロケット弾を撃ち込んだとしていて、攻撃の応酬が続いています。 今回のハマスによる一連の大規模攻撃で、イスラエル側は、これまでに700人以上が死亡し、2000人以上が負傷したとしています。ガザの境界付近の砂漠地帯で行われていた音楽祭では多数の若者が犠牲になり、260人の遺体が見つかったということです。 また、ハマスは女性や子どもなどを拘束し、人質にとっています。イスラエルのメディアは、ハマスと別の武装組織がおよそ130人を人質にとり、中には軍の高官もいると主張していると伝えています。 今回、外国人も犠牲になっていて、NBCは、少なくともアメリカ人4人が死亡したと伝えているほか、タイ外務省は、タイ人12人が死亡したと明らかにしています。 一方、イスラエルによる報復攻撃で、ガザでは多くの犠牲者がでています。パレスチナ側の保健当局は、子ども78人を含む413人が死亡し、およそ2300人がケガをしたとしています。 双方の攻撃による死者は、1100人以上にのぼっています。