松山城観光を支えて約70年…ロープウェイのゴンドラ入れ替え工事 22日から6代目が運行【愛媛】
南海放送
先週末から中国の旧正月、春節を迎え県内の観光地にも海外からの観光客が訪れています。そんな中、観光名所の松山城ではインバウンドの増加を見据えて、新しい設備の工事がスタートしています。 ロープウェイ駅舎で英語などで対応するスタッフ。 中国の旧正月「春節」に伴う大型連休が始まっていることから、海外からの観光客が朝から松山城へと向かうリフトに行列を作っていました。 そんな中… 記者: 「松山城に向かうロープウェイのゴンドラですがきょうから運休し、入れ替え工事が始まります」 駅舎では、運行時間を知らせる掲示板の照明を消す作業などが行われていました。 チケット売り場ではスタッフが案内をしながら観光客を出迎えていました。 スタッフ: 「本日リフトのみの運行ですがよろしいですか?」 観光客: 「リフトだと何分くらいかかる?」 スタッフ: 「所要時間、約6~7分」 1955年に運行が始まった松山城のロープウェイ。 南海放送のテレビ放送が始まった年の映像にも初代のゴンドラの姿がありました。57年前のゴンドラは、お殿様のかごをイメージしたユニークなデザインが目を引きます。 その後も時代とともに姿を変えながらおよそ70年、松山城観光を支えてきました。 来週から運行が始まる6代目のゴンドラは…。 松山市観光・国際交流課 江原晶彦さん: 「インバウンドの客も増えているので、車内表記についてもピクトグラム化するなど海外の客についても楽しんでもらえるような様式になっている」 ゴンドラのデザインはまだ秘密なのだとか。 江原さん: 「私自身も見慣れているゴンドラなのでちょっと寂しい思いはあるが、この更新によってより安全にロープウェイが運行できるように努めていきたい」 松山城のロープウェイの新しいゴンドラは、2月22日(木)から乗ることができます。