定年間近の共働き夫婦です。老後の貯金は「3000万」あるのですが、二人暮らしでは少なすぎるでしょうか…?
老後の生活における注意点
いくつかのデータをみる限り、貯金3000万円あれば、夫婦二人であっても老後の生活が困窮することはほとんどないでしょう。ただし、生活水準が高い場合は要注意です。自分たちの生活費を今一度確認し、無駄な出費があれば改める必要があります。 また、日本でインフレが進んだ場合、物価の上昇に伴い現金の価値が目減りする可能性があります。すると、生活費も増え、貯金3000万円では足りなくなるおそれも否定はできません。老後生活も20~30年ほどあると考えれば、何が起こるかの正確な予測は困難です。定年後も定期的に生活費を見直すなど、慎重かつ適切な家計のやりくりが求められます。
老後のための貯金3000万円は二人暮らしでも少なくない
定年間近ですでに老後のための貯金が3000万円あれば、夫婦二人暮らしでも問題なく生活できるでしょう。高齢者世帯の平均貯蓄額が2400万円ほどである点をみても、決して少なすぎることはなく、過剰に心配する必要はありません。 ただ、老後の支出は生活水準により変わります。今後はインフレが進み現金の価値が目減りするおそれもあるため、定年後も生活費の見直しなどを積極的に行う姿勢は大切になってくるでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯) 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況 総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部