フリーWi-Fiの注意点とSNSアカウント乗っ取り対策。
スマホを使ううえであってはならないトラブル、やりがちなミスなど。日常的に気をつけたいことや必要な対策をケース別に紹介します。ITジャーナリストの高橋暁子さんに教えてもらいます。
フリーWi-Fiを カフェで利用したら情報を盗まれたかも。
→クレジットカード情報や個人情報の入力は危険! フリーWi-Fiは便利だが、セキュリティには注意が必要だ。 「Wi-Fiは通信を暗号化しているものと、していないものがあります。暗号化していないWi-Fiは第三者が通信内容を盗み見ることが可能。また、似たような名前のネットワークを作り、誤って接続した利用者の個人情報を窃取するケースもあります。フリーWi-Fiを利用する際は、ネットワーク名をよく確認し、暗号化しているもの(ネットワーク名の横に鍵マークがあり、パスワード入力の必要があるWi-Fi)を使いましょう。そのうえで閲覧はセキュリティが強化されているhttpsから始まるサイトのみとし、クレジットカード情報やID・パスワード等の入力は避けてください」
SNSのアカウントが乗っ取られた!?
→SNSごとに必要な対応を。事前の対策が必須! SNSにログインできなかったり覚えのない投稿がされたりしたら、アカウントを乗っ取られているかも。 「アカウントを乗っ取られると、本人のみならず周りにも被害が及びます。LINEでは友だちになりすましてプリペイドカードを買わせ電子マネーを盗んだり、InstagramやFacebookでは投稿から不正な外部サイトへ誘導したり。乗っ取られたと思ったらパスワードを変更する等、すぐ対策を。周囲にも乗っ取られたことを伝えましょう。防ぐためにはなにより事前の対策が肝心です。SNSサービスの多くは2段階認証を勧めていますので、面倒がらずに必ず利用しましょう。パスワードは類推されない複雑なものにし、使い回さないことも必要です」