安寧祈り、冬空に花火 山形・青野地区の住民が企画
山形市青野地区の住民有志による花火の打ち上げが1日、現地で開かれ、約50発の花火が新年最初の夜空を彩った。 青野花火有志会(三澤英昭会長、15人)のメンバーが費用を出し合い、ほかの住民らの協力も得て運営する手づくりの催し。午後6時ごろ、冬空に光の軌跡を残しながら花火が打ち上げられると、大きな歓声が上がった。会場では、焼き鳥や玉こんにゃくなどが振る舞われ、訪れた人たちは寒さを忘れて舌鼓を打ち、色とりどりの光を見つめて「すごい」「きれい」と目を輝かせていた。 三澤会長は「新型コロナウイルス禍が一段落したが、政治や経済の不透明感は続く。今年一年の安寧に祈りを込めた」と話した。地域の安全や発展を願う元日の恒例行事で、2010年から実施し16回目。