気温差が大きい一週間 小春日和と真冬のような寒さを繰り返す
この先は、日ごとの気温差が大きくなりそうです。週末は真冬のような寒さになりますが、27日(月)は暖かい空気が流れ込むでしょう。ただ、寒気は2~3日周期で南下するため、29日(水)~30日(木)は再び寒くなりそうです。
寒気は3~4日周期で南下 気温変化が大きい一週間に
今日23日(勤労感謝の日)は、南からの暖かい空気の影響で、日中はこの時期としては高い気温になりました。10月並みの暖かさになった所が多く、東日本と西日本は広く20℃を超えました。東京都心の最高気温は21.2℃となり、11月9日以来、2週間ぶりに20℃以上を観測しました。 明日24日(金)は冬型の気圧配置が強まり、明後日25日(土)にかけて、強い寒気が流れ込むでしょう。週末は12月並みの寒さとなりそうです。27日(月)以降は一旦寒さが落ち着くものの、29日(水)から30日(木)には再び強い寒気が流れ込みます。日ごとの寒暖差が大きくなりますので、体調を崩さないようご注意ください。
札幌は25日(土)に今季初の真冬日か
特に気温の変化が大きいのは北日本です。札幌では、今日23日(勤労感謝の日)は17.3℃まで気温が上がり、季節外れの暖かさとなりました。明日24日(金)は寒気の影響で一気に気温が下がり、明後日25日(土)の最高気温は-2℃の予想です。今シーズン初めての真冬日となるでしょう。北寄りの風が強まるとともに、平地でも大雪や吹雪となるおそれがあります。寒さはもちろんのこと、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風などにも警戒してください。
気温と服装の目安
上の図は気温と服装の目安です。人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、あくまで目安ですが、服装選びの参考になさってください。 ① 10℃以上15℃未満 気温が15℃未満になると、セーターなど厚手のものが活躍します。10℃くらいでは空気が冷たく感じられて、トレンチコートなど薄手のコートが必要になります。 ② 5℃以上10℃未満 本格的な寒さで、冬物のコートの出番です。コートの中にも暖かなセーターを着るなど寒さ対策が必要です。 ③ 5℃未満 厳しい寒さで、万全な防寒対策が必要です。ダウンコートにマフラーや手袋なども使って、寒さから体を守りましょう。 体感温度は気温だけでなく、風の強さも影響します。一般的に風速が1メートル増すと、体感温度は1℃下がるといわれています。風が強い場合には一枚衣服を多く重ねたり、厚手の上着を着たりするなど、工夫すると良いでしょう。
日本気象協会 本社 柴本 愛沙