秋晴れ、復旧少しでも ボランティア懸命に汗 奥能登豪雨被災地
●輪島、60人作業 6日の石川県内は曇りや晴れとなり、日中の最高気温は金沢、輪島が25・7度となるなど県内11観測地点中10地点が夏日を記録した。記録的豪雨から2週間が経過した奥能登は青空が広がり、被災者や県内外のボランティアが泥かきに精を出した。 輪島市東陽中を拠点とする民間ボランティアセンターには約60人が集まり、7カ所で泥の除去作業などに取り組んだ。同市白米(しろよね)町の国名勝「白米千枚田」近くの民家敷地では、8人が裏山から崩れてきた土砂を取り除いた。 ●7日は大気不安定 7日の県内は前線の影響で大気の状態が不安定となり、昼前から夕方にかけて雷を伴い激しい雨が降る所がある見込み。多い所で1時間に30ミリの降水が予想され、金沢地方気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒を呼び掛けている。