頼総統、石破首相の再選祝福 台湾と日本の関係深化に期待
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は12日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、前日に日本の衆院本会議で行われた首相指名選挙で、自民党の石破茂総裁が選出されたことについて「心よりお祝い申し上げます」と祝福した。「日本の新政権と手を取り合い協力し、双方の関係を深化させていけるよう期待しています」と述べた。 頼総統は「台日関係は一貫して緊密且つ友好です」とした上で、「ともに民主主義の価値を守り、インド太平洋地域の平和・安定・繁栄を促進していきましょう」とメッセージを送った。 また外交部(外務省)は11日、報道資料を通じ、石破氏や閣僚らに祝電を送るよう台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)に指示したと説明。台日関係については、自由や民主主義、法の支配、人権などの普遍的価値を共有する重要な友人でありパートナーだと強調した。 その上で、日本政府は一貫して台湾海峡情勢を重視し、さまざまな国際的な場で台湾海峡の平和と安定に注視するよう国際社会に呼びかけているとした他、台湾の国際参加を支援するなどし、具体的な行動で台湾への支持を示しているとした。 さらに既存の良好な基礎の上で、引き続き石破氏が率いる新政権と共に価値観外交や経済外交、同盟外交を推進し、双方の実質的なパートナー関係をより強化し、台湾海峡とインド太平洋地域の平和や安定、繁栄を促すことを望むと期待を寄せた。 (楊尭茹/編集:齊藤啓介)