ファシリティマネジメント(6月9日)
また地方銀行は民間企業であると同時に、地域の金融インフラでもある。公共のインフラとして、“経済の動脈”として地域経済を支える宿命があり、だからこそ、破綻はしても倒産はしない(とは言い切れないが)。 つまり企業の生き残り策としての再編ではなく、地域経済を持続可能かつ強化していくという“本業”のための最適な体制を、地域特性も踏まえて構築する、それを官民連携して取り組んでいくことが肝要なのではないだろうか。 しかし本当に最適化が必要なのは、官民問わず大規模建設工事が続く“メガロポリス”東京ではないか。際限なく全ての欲望を飲み込む巨大都市に問いたい。「一番じゃなきゃダメですか?」 (福迫昌之 東日本国際大学副学長)