岡山大などで国公立大2次試験始まる 道路渋滞で試験開始が30分繰り下げも「平常心」 合格発表は3月7日
国公立大2次試験が始まった25日、岡山大(岡山市)、岡山県立大(総社市)、新見公立大(新見市)、福山市立大(福山市)では計約4300人の受験生が念願の志望校合格に向けた最終関門に挑んだ。 【動画】岡山大の2次試験の様子はこちら 岡山大津島キャンパスには午前7時ごろから傘を差した受験生が続々と会場入り。周辺の道路渋滞で試験開始が30分繰り下げとなり、工学部を受験した操山高男子(18)は「バタバタした雰囲気もあったが、自分を信じて平常心で臨めた」と振り返った。 大手予備校河合塾は、新型コロナウイルス禍では理高文低の傾向が強かったが、コロナが5類に移行して外国との交流がイメージできるようになり、外国語や国際関係の学部で志願者が増加に転じていると分析する。 岡山大では、外国の言語や文化を学べる文学部が倍率2・8倍で昨年より1・1ポイント増加。兵庫県立姫路東高女子(17)は「英米言語文化学に興味がある。合格したら欧州に留学したい」と話した。 同大は引き続き26日に医、歯、薬学部で面接があり、医学部保健学科を受けている津山高女子(18)は「災害の現場で被災者を助けられる看護師になるため、面接でしっかりと思いを伝えたい」と家路に就いた。合格発表は3月7日。 福山市立大では、都市経営学部を受けた岡山龍谷高男子(18)が「時事問題の対策に力を入れた。手応えはあったので結果を待つのみ」。県立大ではデザインなど3学部、新見公立大は健康科学部で試験があった。