「もうええでしょう」は「地面師たち」原作には無い言葉だった 監督が裏側明かす【2024ユーキャン新語・流行語大賞】
【モデルプレス=2024/12/02】今年流行した新語・流行語を決める「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が2日、都内にて開催。Netflixシリーズ「地面師たち」より「もうええでしょう」が選出され、脚本・監督の大根仁氏が登壇した。 【一覧】2024年「新語・流行語大賞」トップテンは? ◆2024年新語・流行語トップテンに「もうええでしょう」ランクイン Netflixで7月から配信された「地面師たち」で地面師・後藤を演じたピエール瀧のセリフ「もうええでしょう」が話題を集めトップテン入りを果たした。大根監督は「本来なら後藤役のピエール瀧さんが来るべきだと誘ったんですけど、瀧さんは意外と奥ゆかしい方で『僕はセリフを言っただけ。あのセリフを書いたのはあなたなんだから…』」とピエールから声を掛けられたと告白。また原作をもとに脚本化されている中「僕は原作にあるセリフを脚本に書いたと思っていたのですが、(『もうええでしょう』は)原作には無くて…。無意識のうちに僕が脚本書いた時に入った言葉でした」とオリジナルであることを打ち明けた。 一方で「劇中には6回くらい『もうええでしょう』というセリフが登場するんですが、6回目くらいに瀧さんが『“もうええでしょう”って言いすぎ』」とツッコミを入れ「『別のセリフに変えてくれない?』と言っていたけど、僕の頭の中に『もうええでしょう』以外の関西弁がなかった」と撮影裏でのやりとりを告白。最後には、年間大賞に輝いたTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」こと「ふてほど」をなぞり、「こっちの方が内容的には不適切だったんじゃないかな」とまとめ、笑いを誘っていた。 ◆「新語・流行語大賞」 「新語・流行語大賞」は、令和5年12月1日から令和6年11月30日までに発生した様々な新語・流行語の中から、より軽妙に世相を衝いたもの、また強烈なインパクトで世上に喧伝されたものに対してその新語・流行語の発生源周辺の人物・団体を顕彰するもの。 選考委員会は金田一秀穂(杏林大学教授)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)、やくみつる(漫画家)、大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長)で構成される。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
modelpress