渋谷駅の地下で“海”を感じる!廃棄漁網で作った海藻アートと子どもが描く「地球を元気にするプランクトン」
サステナブルアーティストとして活動する佐座レミさん。 「都市は自然とかけ離れているように思いがちですが、都市の生活は環境に大きな影響を与えています。自然は身近なものだと感じてほしいです」 【画像】菓子工場で出たエプロンを使ったサステナブルなアート
アートを通して自然に興味を
佐座さんはロンドン芸術大学を卒業後、サステナブルアーティストとして廃棄物で資源の循環を表現する作品を作ってきた。 今回、佐座さんが行ったのは「渋谷で感じる海。プロジェクト」。 会場は地上に渋谷川が流れる渋谷駅の地下広場だ。 都心にも川があり、街のゴミは川から海へと流れ込んでいる。 地元の小中学生と一緒に作ったのは巨大なプランクトンや海藻のアート。 素材には、古くなるとほとんど海に捨てられるという漁網を使用。 佐座さんは(子どもたちに)「私たち人間が海にいろいろな影響を与えている」と説明する。 都市と自然のつながりを学んだ子どもたちは、地球を元気にするプランクトンを想像して絵に描いた。 “おせんすいスイトール”と名付けたプランクトンを描いた少年は「工場から出た汚染水を口から吸い取り、海をきれいにする」と説明。 子どもたちがアートを通じて地球とのつながりを感じたり、学ぶ機会を設ける佐座さん。 「海の現状がどうなっているかを知って、自分たちの生活の中でも出来ることがあるので、アートを通して自然に興味を持ってもらえるきっかけになればいい」と話す。
SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
フューチャーランナーズ~17の未来~