もう上げ下げ不要…指先ワンタッチで窓ガラスが暗くなる! 飛行機で導入進む「電気シェード」 CAの負担軽減、CO2削減にも貢献
電子シェードはCAの負担軽減とCO2削減に効果あり
電子シェードを導入したことで、CAの働き方にも大きな変化をもたらしたという。乗客が個別にボタンを操作できるとともに、CA側でもタッチパネルで一斉操作ができるようになっている。 「CAが旅客の状況を鑑みて適切なタイミングに遠隔でタッチパネルを操作することにより、お客様の座席にCAが立ち入ったりお客様の手を煩わせたりすることなく、シェードの明るさを調整し、快適な機内環境をご提供しております」(ANA) 「夜間フライトの際など、お休みのお客さまの邪魔をすることなくシェードを下ろすことができます」(JAL) つまり乗客に動いてもらうことなくシェードを開閉できるため、CAの心理的な負担も大幅に軽減できるのだという。 用語の名残だろうか、電子シェードを暗くすることを「下ろす」、明暗の切り替えを「開閉」と表現しているようだ。 地上で駐機している際にも、シェードを一斉に下ろすことで機内温度を一定に保てるため、冷暖房の使用を抑えてCO2の削減になるとのこと。 そんな電子シェードが装備された窓際の席に座り、心地よい光の中で空を眺める、新たなフライト体験を味わってみてはいかがだろうか。 (まいどなニュース特約・平藤 清刀)
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