ゴミ拾いや売店での販売も…弟子が暴行事件の白鵬「2階級降格での厳しい生活」と意外に明るい未来
平年寄へ2階級降格し報酬3ヵ月20%カット、さらに部屋の師匠を外され……。 史上最多45回の幕内優勝を飾った大横綱にとっては、屈辱的な処分となった。日本相撲協会への告発で発覚した弟子の北青鵬の暴行事件で、監督責任を問われている宮城野親方(38、元白鵬)だ。だがトラブルの経緯を振り返ると、重い処分になったのもうなずける。 美女と朝まで痛飲、酔ってファンへ「フォー!」…白鵬「はっちゃけ過ぎな」パリピ現場写真 「北青鵬は’22年7月から’23年11月の長期間にわたり、弟弟子2人へ激しい暴行を加えていたそうです。相撲協会の発表によると、顔面や背中、睾丸などを平手打ち。ほうきの柄で尻を叩き、殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎を弟弟子の身体へ近づけていたといいます。暴力行為は週に2~3回の頻度で繰り返されていたとか。 白鵬も北青鵬の暴行を認識しながら指導を怠っていました。相撲協会へも報告していなかったそうです。東前頭8枚目だった北青鵬が今年1月場所を途中休場した際には、事件に触れず『右ヒザのケガが悪化した』としていました。相撲協会への告発があったのは、その直後のことです。虚偽報告や隠蔽の疑いがかけられても仕方ないでしょう」(相撲協会関係者) 白鵬が師匠を外れた宮城野部屋は、所属する伊勢ケ浜一門の玉垣親方(元小結・智乃花。大島部屋)が3月場所の代役に。4月以降は伊勢ケ浜一門が部屋を預かることになる。白鵬は今後、厳しい生活を送ることになりそうだ。 「平年寄として考えられるのは、理事長直轄の社会貢献部での勤務です。文字通り社会貢献を目的とした部署で、両国国技館や最寄り駅周辺のゴミ拾いや清掃、災害支援の募金活動などを行います。場所中には会場警備をし、売店に立って物品販売をすることも。売店での売り上げで小学校にランドセルを贈ることもあります。大横綱として番付のトップに君臨した白鵬にとっては、慣れない仕事でしょう」(同前) 一部では貴乃花のように相撲協会を退職するのではという憶測もあるが、意外に未来は明るいという。 「北青鵬の暴行事件の要因の一つに、白鵬が部屋を間借りしていたことがあげられます。スペースが狭く家族と住み込めなかったため、師匠として細部にまで目が届かなかったのではないかと。相撲協会は、まず物件を購入し部屋の基盤を固めることが白鵬の再起条件と考えているようです。 過去にも白鵬のように不祥事を起こし、部屋が一門の預かりとなった例はあります。’10年5月に、反社会的人物にチケットを渡していたことが発覚した木瀬親方(元前頭・肥後ノ海)です。木瀬部屋は所属する出羽海一門の預かりとなりましたが、2年後の’12年4月に再開し木瀬親方も師匠に復帰。白鵬も真摯に反省し平年寄として真面目に仕事をしていれば、再び師匠として部屋を持てるでしょう。決して悲観することはありません」(スポーツ紙担当記者) トラブルと重い処分に腐らず、地道に平年寄としての役割を果たせるか……。白鵬の将来は、自身の心構えと日々の姿勢にかかっているようだ。
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