9回を締め勝利にガッツポーズするパドレス・スアレス（AP）

　◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦　パドレス6－5ドジャース（2024年10月8日　サンディエゴ） 　パドレスは8日（日本時間9日）、本拠でのドジャースとの地区シリーズ第3戦に勝利。対戦成績を2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。守護神のロベルト・スアレス投手（33）は8回途中からイニングをまたいで好救援し、試合を締めた。 　スアレスは8回、4番手・スコットの後を継いで2死一塁から救援。3回に満塁本塁打を放っているT・ヘルナンデスを100・1マイル（約161・1キロ）の直球で三飛に打ち取った。 　1点リードの9回もマンシーを空振り三振に仕留めると、スミスを遊ゴロに打ち取り2死。最後はラックスをこの日最速となる101・3マイル（約163キロ）の直球で空振り三振を奪ってみせ、3者凡退でゲームセット。右拳を握って静かに喜ぶと、パドレスナインは絶叫。本拠ファンも黄色いタオルを振り回し、歓喜した。 　試合後、スアレスはイニングをまたいで4つのアウトを奪っての好救援に「いい感じだった。何があってもいいように常に準備をしている。それが一番大事なこと。幸運にも今夜は4アウトセーブをあげることができた」と満足そうに振り返った。 　また、101マイル超を記録するなど、球の走りも良く「仕事を続け、物事を完成させ、常に前を見て、より良くしていくことが常に大切だ。重要なことはコントロール。懸命に取り組んでききたことだ」と制球も良かったとうなずいた。 　ソフトバンク、阪神とNPBでもプレー経験がある右腕は「ジャパンファン！アリガトウゴザイマス！ガンバリマス！！」と日本のファンへ日本語でメッセージを送った。