地域医療連携推進法人の設立に向け新法人 青森圏域の民間医療機関などへも枠組み拡大へ
RAB青森放送
県立中央病院と青森市民病院の円滑な統合を進めるための新しい一般社団法人が立ち上がりました。 法人は青森圏域の民間の医療機関などへも枠組みを拡大することをめざします。 発足したのは複数の医療法人などが連携して地域医療を担う地域医療連携推進法人の設立を見据えた一般社団法人です。 県と青森市、それに県立中央病院と青森市民病院、県立つくしが丘病院と青森市立浪岡病院の4つの病院の枠組みでつくられます。 地域医療連携推進法人ではそれぞれのマニュアルや基準を統一し共同での研修や病院間の人材交流などを行うことで、統合の効果をいち早く発揮することが期待できるということです。 また医師や看護師が減少や確保が課題となるなか、来年度以降は青森圏域にある民間や自治体の医療機関へも枠組みを拡大する方針です。 枠組みが広がることで患者の状態が刻一刻と変わる「急性期」やその後の「回復期」、長期的な治療を行う「慢性期」など診療機能が分担でき医療の充実をめざします。 また病院間での人材交流や共同での医療器具の購入などで経営の効率化を図ります。 将来的には連携推進法人の枠組みを県全域に広げたいとしています。 ★宮下知事 「統合新病院の開院に向けては統合前から両病院が連携することで、統合効果が県民の皆様市民の皆様に早期に感じていただくことが重要だと考えています」 「青森地域の医療提供体制の確保のために参加法人を順次拡大していきたい」 ★青森市 西秀記市長 「青森地域ではどういった医療が求められているのかどういった医療が提供できるのか、関係医療機関の意見なども踏まえながら連携推進法人への参画を順次拡大したい」 連携推進法人は来月から認定手続きを進め、来年3月までに設立される予定です。