錦織圭、2試合連続のフルセットマッチを制してチャレンジャー8強入り。準々決勝は日本時間2日0時以降開始[スロバキア・オープン]【テニス】
錦織圭が世界146位をフルセットで下して準々決勝進出
現地10月31日、ATPチャレンジャーツアー「スロバキア・オープン」(スロバキア・ブラチスラバ/チャレンジャー125)シングルス2回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク140位)は、ルーカス・クライン(スロバキア/同146位)を6-3、6-7(3)、6-1のフルセットで下して8強入りを果たした。 【動画】錦織圭がベスト8進出!勝利の瞬間 34歳の錦織は、9月に開催されたジャパン・オープンに6年ぶりの出場を果たすと、ベスト8入り。その後、ATPマスターズ1000上海では2回戦、ATP500ウィーンでは1回戦敗退となったものの、トップ20とも競る内容を見せた。 1ヵ月ぶりのチャレンジャー大会出場となった今大会。1回戦で今季ツアータイトルを手にしている第3シードのマートン・フチョビッチ(ハンガリー/同88位)に6-2、1-6、6-1で下し、2回戦進出を果たした。 この日は地元スロバキアのクラインと初対戦。試合の立ち上がりではミスもあった錦織だが、徐々にストローク戦で相手を押し込みだす。強烈なショットがある反面、ミスもあるクライン。第4ゲームでは相手のネットプレーもあって3本のブレークポイントを生かせなかったが、第6ゲームではクラインのミスを引き出してリードを奪うと、相手に読ませない配球で主導権を手放さず錦織が6-3でセットを先取した。 だが、第2セットではミスを恐れずに果敢に攻め込むクラインからチャンスが握れない。サービスゲームをキープして、タイブレークまでもつれたものの、ここで試合を締めることはできず6-7(3)でセットを奪い返されてしまった。 最終セットでは第1ゲームで0-30となったが、安定したショットでサービスキープ。相手にしっかり構えさせずにミスを引き出すと、第2ゲームで早くもブレーク。そのまま強打が持ち味のクラインに流れを渡すことなく、第6ゲームでリードを広げて6-1。試合を通して1度もブレークされることなく、フルセットの試合を制した。 準々決勝では、1、2回戦で逆転勝ちを飾っているコンスタン・レスティエンヌ(フランス/同196位)と対戦。試合はセンターコート第2試合、日本時間2日0時以降に行われる。
Tennis Classic 編集部