マナー解説、楽しみ方も 三朝温泉で訪日客モニターツアー
三朝町の三朝温泉街で6日、外国人向けのモニターツアーが始まり、参加者が温泉の楽しみ方や入浴法を学んだ。ツアーの様子は撮影しており、インバウンド(訪日客)の満足度向上やトラブル防止を目的としたマナー解説動画の制作に活用する。7日まで。 ツアーは、温泉地の活性化につながる新たなコンテンツの創出を目的とした環境省の「新・湯治コンテンツモデル調査」の補助事業として実施。米国やフランス、ベトナムなどから岡山大に留学する13人が参加し、2日間の日程で行う。 ツアーでは、同温泉が提案する「現代湯治」や漬かるだけではない温泉の楽しみ方などについて、三朝温泉観光協会のリエベン・アントニー事務局長が解説。木屋旅館に移動した後、大浴場での入浴や源泉の熱を生かした岩盤浴、飲泉などを体験した。ツアー中に撮影した動画は、同温泉街の各旅館などで流す予定。 岡山大大学院医学部3年のヴ・トウイ・ハさん(29)は「三朝温泉には初めて訪れたが、すっきりしたし、肌や髪がきれいになった気がする。また来たい」と笑顔で話した。 最終日の7日はすーはー温泉などで熱気浴を体験するほか、アンケートや意見交換する。
日本海新聞