上司が出産を機に継承目的で「ロレックスデイトナ」を購入。親から子への贈り物としてはさすがに高すぎではないでしょうか?
デイトナを「動産」として扱うときの落とし穴
デイトナを美しいまま保存しておきたいと思うと、日常的にあまり使いたくないかもしれません。しかし、本来デイトナは日常のシーンで活躍する時計です。しかも、時計は使わないで保存しておくと、時計内部の機械油が固まりやすくなるなど状態が悪くなるほか、パーツの摩耗が進むなど、寿命が短くなるリスクがあります。 もし、あまり使用しないとしても、時々リューズを巻き上げたり動かしたりしてみて、その後はこまめにクロスで拭くなどのお手入れが必要です。 さらに、ロレックスの現行品でも最低10年に一度は、オーバーホールをするよう注意がされています。そのときにも修理内容によっては、数万~10万以上もの費用がかかる場合があることも考慮しておきましょう。 また現在では価格が高騰していることが周知されていることもあって、防犯の面でも注意する必要があります。注意点としては、以下の通りです。 ・手首から外すときには、気軽に置かない ・あまり周囲に買ったことや値段を言わない ・電車内で時計をつけたまま寝ない(酔いつぶれた人を狙う犯行も実際にあり)
ロレックスを仕事でつけるときの注意点
■資産価値が落ちる可能性があることを許容する 仕事で毎日使っていることで、多少の傷がつくなどで使用感が出てしまうものです。そのため投資目的で購入した場合、現行モデルは毎日使用せず、お手入れのみにしないと資産価値が下がるともいわれます。 しかし、自分で使用したものを子どもに譲るのであれば、多少の資産価値の低下は許容しましょう。毎日使用後に丁寧にクロス拭きし、ケースにきちんとしまうなど大事に使うことで、お子さまへの資産としてだけでなく、その思いもいっしょに伝えることができます。 ■TPOを意識する ロレックスのなかでも、特に高価なデイトナをつけることに対する、周囲の受け止め方はさまざまです。知名度が上がった結果、職種や年齢などによっては、あまりよく思わない人もいるかもしれません。 高価な時計が目立ってしまうような堅実な職場などでは、つけないほうがよいこともあるでしょう。TPOに合わせるとともに、先述した通り「気軽にデスクに置かない」「自分から購入したことを話さない」よう心掛けましょう。