重岡銀次朗が2度目の防衛に成功 2回KOで圧勝に雄たけび「左ボディー、ワンパンどうでした!?」
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場イベントホール) 【写真】鮮やか左ボディーへワンパン決めた重岡 王者・重岡銀次朗(ワタナベ)が6位のジェイク・アンパロ(フィリピン)を2回1分15秒、KOで下して2度目の防衛に成功し、「皆さん、久しぶりの左ボディー、ワンパンどうでした!?」と絶叫した。 1回は銀次朗がプレスして、アンパロは右ボディーを入れていく。2回に入り、銀次朗が得意の左ボディーを入れると、アンパロは右脇腹を押さえて崩れ落ち、そのままレフェリーがテンカウント。銀次朗がコーナーに上って勝ち誇る中、なかなか立てなかった。 当初の挑戦者アルアル・アンダレス(フィリピン)が体調不良で欠場すると発表されたのは26日で、アンパロに決定したと発表されたのは27日、アンパロが来日したのは28日というあわただしさ。銀次朗は「試合前にいろいろあってアタフタしていて、自分の心境もけっこうブレブレだった時もあった」と打ち明けた。そこまでも「全然、自分に納得いくスパーリングがそこまでできていなかった」という。 アンパロも「いろいろと謎なところ」が多く、「やりながらどんな相手か見ていこうと思った。まさかワンパンで倒せるとは」と驚きつつ、急なオファーに応えたアンパロを「パンチもあったし、危ない(選手)。怖さは2ラウンドだけでも感じたし、ガードの上からもらっただけでも重い」とたたえていた。