氷見ブリ堪能、大盛況 番屋街でイベント、解体ショーに拍手
冬の味覚をPRするイベント「ぶり・鰤(ぶり)・ブリづくし」が11日、富山県氷見市北大町のひみ番屋街で行われた。重さ約10キロのブリの解体ショーなど多彩な催しがあり、県内外からの大勢の来場者が料理を堪能。能登半島地震の復旧・復興活動が進む中、例年以上のにぎわいを見せた。 ブリの解体ショーでは、ひみ番屋街にある2店の担当者が「鉄人」として登場し、腕前を披露。氷見産ブリ2本を巧みな包丁さばきで切り分けた。来場者は写真撮影したり拍手したりしながら見入った。 食べ比べ鰤ミニ丼は100セットが用意され、整理券が10分でなくなった。鰤かす汁のコーナーには、一時100メートル以上の列ができ、正午ごろに約300杯が完売した。ブリ関連の賞品が当たる抽選会や、正解者1人に丸ごと1本をプレゼントする「ひみ寒ぶりの重量当てクイズ」などもあった。 イベントは、ひみ番屋街を運営する氷見まちづくりが毎年開催。今年は地震の影響で延期した上で実施した。ひみ番屋街は液状化現象で被害が出て、多くの店舗が休業を余儀なくされたが、1月27日から全店舗が営業再開となった。
尾町和広取締役事業部長は「予想外の集客で非常にうれしく、感謝している」と語った。