甘くておいしいリンゴ狩り 阿東徳佐でシーズン【山口】
西日本有数のリンゴ生産地として知られる山口市阿東徳佐地域で、リンゴ狩りのシーズンを迎えた。徳佐りんご観光協会の12農園には多くの家族連れや観光客が訪れ、秋の味覚を楽しんでいる。11月下旬まで。 阿東徳佐下の友清りんご園(友清光博代表)は品種の多さが特徴。3㌶の敷地で「フジ」「秋映」など25種類の果樹700本を栽培している。今年の出来について友清代表は「心配された台風の被害もなく、収穫量、実太りとも例年並み。朝夕が寒くなったので色付きが良く、糖度もより高くなってきた」と話す。 現在は、蜜が入り甘味が強く、甘酸のバランスが良い最終品種の「フジ」が楽しめるという。 同園では団体客や家族連れが、リンゴをもぎ取るとすぐに切り分けて味わっていた。美祢市から訪れた泉雅文さん(52)は妻、息子夫婦と孫の計7人で訪れた。「秋のレジャーで孫を連れてきた。おいしいリンゴが味わえて楽しい」と破顔。園内を駆け回っていた結媛(ゆうひ)ちゃん(3)はリンゴを取っては、専用のカッターで切り分けて笑顔を見せていた。 料金は全園統一で、中学生以上650円、3歳~小学生450円。持ち帰りは1㌔750円。時間は各園によって異なる。問い合わせは同協会(電話083-956-0553)へ。