岡山・真庭市天然記念物「熊野神社五本杉」の1本倒れる 樹高40~50メートル、道路ふさぐ
岡山県真庭市上河内の熊野神社にある市天然記念物「熊野神社五本杉」の1本が倒れたことが27日分かった。樹高約40~50メートルという巨木で、けが人や民家への被害はないという。 五本杉は同神社の神木で、5本の杉が境内の東西に並んでそびえる。樹齢約千年に上るものもあると伝わる。 26日午前6時すぎに「ドン」という音がし、5本の中で最も高い東端の1本が根元から倒れ、神社前の市道や田のあぜ道の一部をふさいだ。市教委によると、やや傾いて生えていた木で、自重によって倒れたとみられる。 須田宗徳宮司(56)は「長年地域を見守ってもらったご神木。悲しいの一言」と話し、撤去方法といった今後の対応を市などと協議している。