福島県いわき市田人町で1カ月間「地域おこし協力隊」活動 杏林大総合政策学部の4人 魅力や課題、成果を報告
杏林大総合政策学部の4人は地域おこし協力隊のインターンプログラムに参加し、福島県いわき市田人町で約1カ月にわたり活動した。8月29日、市田人支所で活動成果報告会を開き、活動を通して感じたことや地域振興策などについて発表した。 インターンプログラムに参加したのは1年の山中隆弘さん(20)、安田空史(たかふみ)さん(19)、北原玲音(れのん)さん(18)、小池裕太郎さん(19)の4人。8月2日から30日まで、元協力隊員の下條真輝さんが運営する児童ら向けのキャンプ体験施設「田人ワークキャンプ・ビレッジ」での活動を中心に、地域住民との懇談や浜通りの震災関連施設などを視察した。 報告会には地域住民や関係者ら約20人が参加した。4人がそれぞれ、田人町について「人が温かい」「自然豊か」などの魅力や「過疎化」「耕作放棄地が多い」などの課題を上げ、それをふまえた振興策も発表。「シェア畑を作る」「子育て移住イベントを行う」「ロードバイクのレースを開催する」「戻りたいと思えるまちづくりを目指す」などのアイデアを発表し、地域住民が聞き入っていた。
(いわき版)