衆院選 初当選・岡田華子さん生出演 政治経験なし 2児の母親「働くお母さんたちの負担を軽くしたい」
青森朝日放送
衆院選から一夜明け、28日は青森3区で初当選を果たした立憲民主党の岡田華子さんをスタジオに招き、心境を聞きました。 (藤原アナウンサー)改めまして当選おめでとうございます。 (岡田さん)ありがとうございます。 (藤原アナ)一夜明けて今の心境はいかがですか? (岡田さん)皆さんからお祝いのメッセージをいただきまして、実感が少しずつ出てきました。 (澤田アナウンサー)27日に投開票が行われた衆院選。自民党が2議席、立憲民主党が1議席を獲得しました。 (藤原アナ)日付が28日にまたがるほどの大激戦となりました。率直に今どんな心境ですか? (岡田さん)今なんだかもう現実だったのかなっていう今の勝利。あの本当に厳しい戦いだったなっていうふうに感じました。 (藤原アナ)実感は湧いてきましたか? (岡田さん)そうですね、うんうん。今日初めて映像を見たので、自分が動いている姿を見て、升田さんがたたかわれている姿を見て、今実感がじわじわ湧いています。 (澤田アナ)改めて岡田さんのプロフィールをご紹介します。弘前市出身の44歳、東京のガラスメーカーで企業弁護士として勤務。2児の母。パワーの源は「コンビニのたい焼き・どら焼き」。どうして出馬しようと思われたんですか? (岡田さん)私自身、働くママをやってきたんですけど、その環境がなかなか良くならないな、なんとかしたいなって思いがあったんですね。で、それが私だけじゃないって、周りの人もやっぱりこう苦しい苦しいって言って。特にコロナの時に子育てしているお母さんたちがすごい苦しいっていう話があったので、これは政治の力が必要だと思って。 (藤原アナ)岡田さんと言いますと、子育てをしながらの選挙戦ということになりますけれども、どういった過ごし方をしていたんですか? (岡田さん)選挙期間中はできるだけ息子の寝かしつけは私がやりたいと思ったので、もう9時までに帰って子供を寝かしつけて、そして私も一緒に寝て、4時ぐらいに起きて資料を読んで。そんな生活でした。 (藤原アナ)ちょうどお迎えに行っている時の夕方の映像なんですけれども。 (岡田さん)近くに住んでる叔母の力を借りながら、お迎えが遅くなる日はちょっと助けてもらったりして。 (藤原アナ)7歳と3歳の男の子のお母さんということで、旦那さんと上のお兄ちゃんが東京で生活をしていて、下の3歳の男の子と、弘前で生活をしながらということだったわけですよね。 それでも子育て政策に関しては、かなりこういろいろ話を聞く中で、訴えであったり、感じること、こう変えてほしいっていう思いっていうのはどのように感じましたか? (岡田さん)あのもう今働きながら子育てしている方たちからは、もう本当に子どもと過ごす時間がないですとか、もう毎日いっぱいいっぱいですっていう話もありましたし。 その親の世代とか、そのお母さんたちの世代から、「もう娘が大変そうで見てられないんだ」っていう、なんとかして変えてくれないかっていう、たくさんコメントいただいたので、「任せてください」っていう気持ちで、「私が変えてみせます」、っていう。 (藤原アナ)かなり話を聞きながら、こう共感しながら、こう聞いてる場面が多かったですよね。 (岡田さん)大変ですよねって言いながら、わかるわかるって、もうここ変えてほしいですよねって、変えたいですね、っていう聞きながらやりましたね。 (藤原アナ)そして、今朝も街頭活動を行ったということですけれども、当選して一夜明けて、どういった思いをお話しされたんですか? (岡田さん)もうひたすら感謝です。もう1年前はもう知名度ゼロだったので、そこから少しずつ手を振ってくださる方が増えて、選挙期間中に声かけてくださる方が増えて、そして昨日の結果につながったっていうところで、もう本当にありがとうございましたっていう気持ちで朝は街頭に立たせていただきました。 (藤原アナ)岡田さんと言いますと、かなり広い支持を受けたかと思いますが、その要因としてちょっと分析したんですけれども、岡田さんのまあ「〇〇〇な感覚」というところが支持の拡大につながったのではないのかなというふうに思っているんですが、こちらのVTRをご覧ください。 【取材VTRでの岡田華子さん】 「この前、まわって疲れたから、ひと休みってサーティワン食ったんですよ。サーティワン食った写真をあげたら、『麻生太郎さんはガリガリ君なのに岡田さんはブルジョアですね』ってコメントが付いて、ばかやろう!みたいな、麻生太郎のガリガリ君なんてパフォーマンスだぞって、サーティワンぐらい食わしてくれよ!」 「普通の感覚を失ったら政治家は辞め時だと思いますけどね、庶民の感覚」 (秘書)「2期目出るとき皆さっぱり忘れてるんだろうな~」 (岡田さん)「きょうのこの映像を見て思い出すようにします」(VTRここまで) (藤原アナ)「一般的な感覚」というふうにしました。このあたりどうですか、意識としては? (岡田さん)多分、一般的な感覚はあると思います。あの政治家の家系でもないですし、今まで政治の活動してきたわけでもなくて、普通に会社員やって、働いて子育てして、てんやわんやの生活しながらやってきたので、この感覚は持ち合わせていると思います。この感覚を忘れたら、やっぱり政治家やってちゃいけないと思うので、大事にしていきたいです。 (藤原アナ)今回、ある方々から岡田さんにメッセージをいただきました。VTRをご覧ください。 《サプライズVTR》 【夫・利久さん】 「華子さん、当選本当におめでとうございました」 「大変忙しい生活を送られていて、本当に体壊さないかなって心配もあったんですけれど、最後まで本当に走り抜けられて良かったなと思います、いろんな人が華子さんのことを応援してくれているところを私もすごく感じたので、ぜひその期待に応えられるように、華子さんにはこれからも頑張っほてしいなと思っています。我々もしっかり応援します」 【長男・理玖君】 「ママおめでとう!大好きだよ!」 【次男・悠灯君】 「ママおめでとう!」「ママ大好きだよ!」 (藤原アナ)家族からのサプライズメッセージでした。いかがですか? (岡田さん)旦那のやつは置いといて、あの子供たち超可愛いですね。 (藤原アナ)お子さんとはまだ当選決まってからお話がまだできてない? (岡田さん)できてないんですよ。昨日もう遅かったので、先に帰ってもらって。今朝は起きる前に私が出てきちゃったので、当選の報告まだできてないです。 (藤原アナ)子どもたちにはどんな思いが今ありますか? (岡田さん)やっぱり特に上のお兄ちゃんには1年間、本当に寂しい思いをさせたし、生活がガラッと変わったんですよね。で、さらにこれからも、もしかしたら寂しい思いさせてしまうかもしれないっていうので、申し訳ない気持ちもあるし。でも本当に応援してくれてるので、さっきの映像とかも見て、「もうありがとう、頑張るよ」。こんな感じです。 (澤田アナ)素敵ですね。最初、岡田さんのプロフィールを拝見した時に、企業弁護士として働かれながら2児のお母様で今回、国政に出てスーパーウーマンなのかなって思ったんですけれども、やっぱりそのかっこいい姿が、お子さんたちには背中が見えてるんじゃないかなと思うんですよ。 (岡田さん)いや、でもあれですよ。家にいると、「お父さんとお母さんはいつも喧嘩してる」とかも言うし、「怒らないでママ」ってやってくれたりして、子どもたちには本当に支えられながらですね。 (藤原アナ)それでは最後に岡田さん、これから国会議員としてのスタートを切りますけれども、まずどういったことからやっていきたいのか、決意表明をお願いします。 (岡田さん)たくさんあるんですけど、やっぱり私、働くお母さんたちの負担を軽くしたいんですね。今いっぱいいっぱいでやっているお母さんたちの重荷を軽くしてあげて、子どもたちと過ごす時間も作ってあげたいし、一生懸命仕事をするっていう、その気持ちも大事にしてあげたい。だから、「任せろ」と、「変えてやるからな」っていう、そんな気持ちでやっていきたいと思っています。 (藤原アナ)衆院選青森3区で初当選を果たした、立憲民主党の岡田華子さんにお話をうかがいました。ありがとうございました。