【これまでの経緯】博多ストーカー殺人 拘置所で語った男「血のぼったらトコトンいく」 女性は警察に相談→つきまといの禁止命令が出ていた
記者に語った「血がのぼったらとことんいくタイプ」
こちらは、現場周辺の防犯カメラが捉えた事件直前の様子です。川野さんにつきまとう寺内被告とみられています。 起訴状によりますと、寺内被告は川野さんを勤務先近くで待ち伏せし、自分の傘を川野さんの傘にぶつけて「おい」と声をかけて10分にわたり、つきまとったとされています。 防犯カメラには数分後に走り去る人物の姿も捉えられていました。
2023年2月、FBSの取材に応じた寺内被告は事件当日のことについて。 ■寺内進被告(取材より) 「血のぼったらとことんいくタイプだから、イラってしてオイ!って言った。気が狂ったようになった。記憶ないです。刺すことになったことが、いまだに信じられない。」 Q厳しい判決も予想されますが。 「どのような判決も受け入れるつもりです。」 何度か謝罪の言葉を口にした寺内被告。しかし、ストーカー行為で「禁止命令」を出されたことについては。 ■寺内被告(取材より) 「マジでショックだった。怒りの思いがあったので、そんなこと(ストーカー)はマジしてない。」 「ストーカーではない」と強く否定しました。
被害者がストーカー被害を警察に相談し、警察も対応していたにもかかわらず防げなかった今回の事件。被害者の命を守ることの難しさを社会に突きつけました。
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