「ニュース9」新キャスター星麻琴アナ 母・三雲孝江アナと同じおっとり雰囲気も中身は”強気”な素顔
『ニュースウオッチ9』のメンバーが一変する。 親族企業から役員報酬をもらっていることが発覚し、番組を降板しただけでなく、NHKも退職した青木実アナ。そして、田中正良氏(報道局所属記者)と林田理沙アナが3月末で降板。代わって、4月からは記者の広内仁氏、佐藤真莉子氏に加えて、星麻琴アナが加わる。 【NHKの顔ウェディング】すごい!和久田麻由子アナのウェディングドレス姿 星アナの名前を初めて耳にするという視聴者も少なくなかったはずだが、「その経歴や実力は申し分ない」(NHK関係者)という。 星アナは’14年に入局。岡山放送局や札幌放送局を経て、現在は東京アナウンス室に勤務し、『日曜討論』を2年間担当している。大物の政治家を相手にする同番組では、豊富な知識量や澱みなく進行するMC力が要求されるが、その実力は折り紙つきだそうだ。 「父はTBSビジョンのプロデューサーだった星勝幸さん。母は元TBSのアナウンサーで現在も『情報7daysニュースキャスター』や『ひるおび』でコメンテーターをしている三雲孝枝さんです。母方の祖父は産経新聞で取締役を務めた三雲四郎さんで、星さんは“マスコミの申し子”のようなアナウンサーと言えますね。ショートカットとツンと澄ました表情が印象的で、ノーカラーのジャケットがよく似合う。見れば見るほど母親の三雲さんにソックリです」(前出NHK関係者) 三雲アナといえば、’77年、吉川美代子アナ、浅井(神津)栄子アナと共にTBSに入社。 「女性人気は吉川アナがダントツでしたが、三雲アナは『TBSの竹下景子』と呼ばれたほど男性人気の高いアナウンサーで、過去には人気俳優と浮名を流したこともあります。その一方、帰国子女ならではの自分の意見をハッキリ言う性格で、局内では彼女とぶつかる男性キャスターもいたといいます。 三雲さんがスタジオに居たとき、中継先で掛け合いがスムーズにいかない後輩男子アナウンサーが『三雲、バカヤロー』とぼやいた声がオンエアにのってしまった有名な事件がありました。でも三雲さんは涼しい顔で進行していましたね。女子アナは気の強い方が多いですが、TBS局内でも歴代トップは三雲さんだったのではないかと言われています」(テレビ誌ライター) そして、セレブなマダムのトレンドや素顔にスポットをあてた午後ワイド『ジャスト』(TBS系・’98~’05年放送)のMCを担当したのをきっかけに女性視聴者の人気が急上昇して今に至る。 「娘の星アナも、プロフィール写真を見れば穏やかな雰囲気が三雲さんにそっくりです。テレビ局や新聞社でエース級の働きをみせていた親族の血を受け継いで、幼少期からマスコミに就職したいと在京局全ての番組を見て、新聞各紙も読んで就職の準備をしていたと聞きます。気の強さや負けん気も母親譲りと聞きます。 同期の林田理沙アナのほうが知名度も上ですし今のところ人気も高いのですが、星アナが負けじと『ニュースウオッチ9』に取り組むのは間違いないでしょう。NHKとしても、青井実アナの騒動でついたネガティブなイメージを星アナの登板で一気に吹き飛ばしてもらえたらと思っているのではないでしょうか」(制作会社スタッフ) 親子揃ってのアナというと、元NHKで人気だった久保純子氏が有名だ。父親は、日本テレビの元アナウンス部長で、「日本テレビアナウンスカレッジ」初代学長の久保晴生氏だった。ほかにもこういったケースは少なくないのだが、「TBSの竹下景子」とまで呼ばれた三雲孝枝の娘がNHKの看板番組のメインを担当するというのは快挙と言うべき“ニュース”ではないか。 青井アナの騒動でミソがついた『ミュースウオッチ9』だが、星麻琴アナの起用で巻き返しを図れるだろうか。期待したい。
FRIDAYデジタル