<なにわ点描>大阪平野・八尾の境界から眺める夕陽とハルカス
4日の近畿地方は、朝から高気圧に覆われ晴れ間がみえたが、強い風も吹き荒れた。気温の方も同日午後6時までの大阪市内の最高気温は19.5度(気象庁調べ)と久しぶりに20度を下回った。 【拡大写真付き】通天閣周辺の空撮今昔 ジェットコースターが近くにあったころ
大阪中央環状線「神武跨線橋」の歩道からの眺め
同日夕に大阪市平野区加美南と大阪府八尾市神武町との境目に位置する大阪中央環状線「神武跨線橋」の歩道から西の空を眺めると、透き通る空に沈んでいく夕陽が見えた。ちょうど大和路線、おおさか東線の車両が行き交い、夕陽の下には、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」も見える。 近くには大阪四大緑地のひとつである「久宝寺緑地」があり、散歩やジョギング帰りの人が、この橋を使う姿も多く見られる。 撮影している筆者に「ここの夕陽けっこうきれいやろ」と話しかけてきたのは、大阪市平野区に住む70代の男性。「長年住んでるのに、定年して散歩するようになってから、この景色に気づいてん。やっぱり実際に歩かな、見落としてるものは多いな」と男性は笑顔で教えてくれた。 同庁によると、あす5日は高気圧に覆われ晴れの予報。大阪市内では最高気温が23度、最低気温は16度の予想。この空を見る限り、さわやかな「立夏」を迎えそうだ。